◇プロ野球パ・リーグ　日本ハム9-3ロッテ(1日、ZOZOマリン)

BIGBOSSこと新庄剛志監督率いる日本ハムが節目の10勝目を挙げました。

日本ハム打線は、ロッテの先発・ロメロ投手に3回までパーフェクトで抑えられますが、続く4回にロッテのサード・三木亮選手のエラーを皮切りに一挙9得点。

難敵・ロメロ投手を攻略しての快勝に新庄監督は試合後「今日は安心して見られた」とコメントし「サードのミスから9点も入るんだからね、おもしろいよね」と語りました。

また先発で今季初勝利を挙げた杉浦稔大投手については「今日はすごいいいピッチングをしてくれましたね」と称賛。

昨シーズンは抑えとして28セーブを挙げた杉浦投手をこの日は今季2度目の先発で起用した新庄監督、その意図については「去年から(杉浦投手を)見ていて、ちょっと精神的に抑えのタイプじゃないかなと思いながら(見ていた)」と語り始めた新庄監督。

続けて「僕が監督になってキャンプを見て、先発に持っていったほうがいい投球するんじゃないかなと思って、ピッチングコーチに『ちょっと杉浦君、先発で使いたい』ってことを言ったら『じゃあ、やらせますか』って(先発を)やらせてみた。今日はよかったけど、次はどうなるか分からないし、でもこれも経験のひとつであって、試さないことにはね、分からないから。今日は本当に良かったと思う」と抑えではなく先発に起用した経緯を明かしました。

また、チーム本塁打数が27本と、2位の西武・楽天の19本と比べ圧倒的に多いことについては「またホームラン今日2本？どんだけ打つやねん。ダントツでしょ？」と逆取材。

記者から「リーグダントツです」と聞くと、「(キャンプで)初球からガンガン行きなさいっていうのは、多分ねプラスにはなっていると思う。あの練習させたことによって、集中力というか、初球のストライクをバンバン打てっていう癖がちょっとはついていっての、この結果につながったっていう方向で考えてもいいとは思う」と、ホームラン数の多さはキャンプでの意識改革のおかげと分析。

最後に新庄監督は「(他チームに)マネされんようにね」と笑いながら去って行きました。