MLBタイガースの前田健太投手は現地時間21日、キャンプ8日目にして初の実戦登板を行いました。

キャンプ中、2度のブルペン入りを経てこの日は実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板した前田投手。

4人のバッター相手に計20球を投げ、ヒット性の当たりは1本のみと順調な調整ぶりを披露しました。

練習開始前、タイガースのヒンチ監督がここまでの前田投手の様子について「彼は慣れて落ち着きつつあるようだ。毎朝のミーティングに彼の名前を入れて、彼の素晴らしい人柄を皆に感じられるようにしようと思っている。私は彼が試合の準備に一歩近づくことを期待しているだけだ。今日(ライブBP)は彼にとって、投球数を少し増やすためのコンディショニング練習としてのほんの一部にすぎません」とコメントしました。

「ライブBP」でバッテリーを組んだジェイク・ロジャース選手は前田投手の投球について「完璧なピッチングだった」と称賛しました。「彼は最高ですよ。彼のことをどんどん分かって来ています。これまで2、3回捕球しました。そのたびに、お互いのことをもう少しよく知り合い彼が望んでいるもの、何をしたいのかを理解してきています」とコメント。また、コミュニケーションについては「私も少し日本語を学ぼうとしています。”いいね、いいね！”とか言って、彼には笑われています」と話すなど前田投手との良好な関係性をうかがわせました。