◇パリオリンピック2024 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級 決勝(大会12日目＝現地時間6日、シャンドマルス・アリーナ)

レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の決勝で、文田健一郎選手が中国の曹利国選手と激突。1984年のロサンゼルスオリンピック以来、40年ぶりの金メダルを獲得しました。

前回東京オリンピックで銀メダルを獲得した文田選手。準決勝では去年の世界選手権王者を倒し、2大会連続の決勝進出を決めました。試合後のインタビューでは、「今回は3年前と同じ過ちを繰り返さないように最後までしっかり自分のレスリングを貫きたい」と金メダルへの意欲を燃やしていました。

リベンジに燃える文田選手は、第1ピリオドから前に出て圧をかけます、それにより相手は手が出せず消極的と判断され1点加算。さらに相手を回し2点追加すると大幅リードを奪います。

第2ピリオドでも守りに入らず攻めていく文田選手。1点を返されるも耐えきりピンチを脱します。終了間際のプレーに中国がチャレンジを要求。失敗に終わり文田選手に1ポイントが入り4-1で逃げ切り勝ち。金メダルを獲得しました。