【中継アナ注目】リーグワンはいよいよプレーオフ 準決勝は伝統の“府中ダービー” 各国のスター選手が激突
今回、実況を担当する日本テレビ山崎誠アナウンサーが、東芝ブレイブルーパス東京対東京サントリーサンゴリアスの準決勝の見所について紹介します。
■レギュラーシーズン2位と3位の“名門対決”
準決勝は、レギュラーシーズン1位のワイルドナイツ対4位のイーグルス、そして、2位ブレイブルーパス対3位サンゴリアスの2試合が行われます。
強さと運動量を兼ね備える屈強なFW陣が揃うブレイブルーパスに対し、サンゴリアスは「アタッキングラグビー」を掲げ、テンポの速い攻撃が特徴です。
ブレイブルーパスがリーグワン優勝となれば14シーズンぶり、サンゴリアスが制すれば6シーズンぶりの国内リーグ優勝となります。
前身のトップリーグからリーグワンとなった2022年以降、まだ優勝がない両チーム。準決勝で相手を下し、リーグワンでの初優勝に近づくのはどちらなのか注目されます。
■ニュージーランドや南アフリカのスター選手も!各国の代表選手を揃える両チーム
ブレイブルーパスには、リーチ マイケル選手やワーナー・ディアンズ選手など、2023年のワールドカップを戦った日本代表選手に加え、ラグビー王国ニュージーランドのシャノン・フリゼル選手、リッチー・モウンガ選手と世界レベルの選手が所属します。
フリゼル選手は、「今年は、試合の小さな局面で勝てていて、それが積み重なっている。サンゴリアス相手に派手なプレーは要らない。スクラムやラインアウトなどでボールを確保すること。そういったところが勝利につながると思う」と語っています。
対するサンゴリアスも、齋藤直人選手や松島幸太朗選手など、ワールドカップを戦った日本代表選手が実に7人プレーします。さらに、ワールドカップを制した南アフリカ代表のスター、チェスリン・コルビ選手も今シーズンに加入。日本そして、世界のトップ選手が躍動する一戦になります。
■日本ラグビー界伝統の"府中ダービー"
ブレイブルーパスとサンゴリアスは、共にホストエリア(本拠地)を東京都府中市に置きます。
長らく日本のラグビー界を牽引し、トップリーグ時代にはそれぞれ最多タイの優勝5回を数える名門同士の対戦は、"府中ダービー"と称されます。
リーグワンの決勝進出をかけた戦いでありながら、選手・スタッフ・ファンのプライドがぶつかり合うライバル対決にもなります。
今シーズンのレギュラーシーズンでの対戦は、ブレイブルーパスの2戦2勝となっていますが、トップリーグ創設の2003年以降の対戦成績は、ブレイブルーパスが17勝、サンゴリアスが16勝と、まさに実力伯仲。プレーオフ準決勝という場でのライバル対決、会場が熱くなることは間違いありません。