日本時間2月13日に行われるスーパーボウルに向けて一段と盛り上がるNFL。そんな中、大型トレードが合意に達しました。デンバー・ブロンコスが、元ニューオリンズ・セインツのヘッドコーチであるショーン・ペイトン氏を、ドラフト指名権とのトレードで獲得しました。

ブロンコスは、2023年の1巡指名権（全体29位）と2024年の2巡指名権を放出する代わりに、ペイトン氏と将来の3巡指名権を獲得しました。

ペイトン氏は2021年シーズンを最後にNFLの現場から離れていましたが、セインツの契約下にあるため今回のようなトレード劇が生まれました。ドラフト指名権のトレードが行われていない日本のプロ野球では考えられないことですが、ドラフト指名権のトレードはNFLを始め北米スポーツでは普通に行われています。

59歳のペイトン氏は、セインツで15シーズン指揮を執り、7度の地区優勝を飾るなどレギュラーシーズンで152勝89敗の成績をマーク。また、ポストシーズンには9度進み、2009年シーズンにはセインツに史上初のスーパーボウル制覇をもたらした名将です。

ペイトン氏を招へいしたブロンコスとしては、昨年オフに3選手と5つのドラフト指名権を放出してまで獲得するも期待外れに終わったクオーターバック（QB）ラッセル・ウィルソンの再生を期待するところです。