【陸上1500m】パリ五輪をかけた戦い 日本記録を持つ田中希実がラストで引き離す 初出場のドルーリー朱瑛里が力走で決勝進出
パリ五輪をかけた予選に出場した田中希実選手とドルーリー朱瑛里選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇第108回日本陸上競技選手権大会 女子1500m予選(27日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
パリ五輪代表権をかけた決戦が、27日開幕。女子1500mの予選が行われ、田中希実選手とドルーリー朱瑛里選手などが決勝へ進みました。
各予選6着以内に入れば決勝に進出することができる今大会。
予選1組に登場したドルーリー選手(高校2年生)は2023年の全国女子駅伝17人抜きの力走で注目されました。初の日本選手権に挑むドルーリー選手は、序盤ケニアの選手に次ぐ2番手に位置取ります。最後はペースが落ち、6位まで順位を落としますが、後ろとの差を気にしながら走り、そのまま4分16秒69で決勝に駒を進めました。
予選2組には、5000mでパリ五輪代表権を手にしている田中希実選手が出場。3分59秒19の日本記録を持つ田中選手は、最初の400mを後ろから3番目で通過します。残り2周のところで外からスピードを上げて先頭に躍り出ます。その後も安定した走りを見せ、2位以降を引き離し4分08秒16で1位通過、決勝に進出しました。レース後に田中選手は「いまの自分の手応えを勇気を持って確認できた予選だった。自分との勝負ということでラスト1周は頑張れた」と話しました。
パリへの出場条件は今大会に優勝し、さらに五輪参加標準記録4分02秒50を突破すること。28日の決勝で代表が決まるか注目です。
パリ五輪代表権をかけた決戦が、27日開幕。女子1500mの予選が行われ、田中希実選手とドルーリー朱瑛里選手などが決勝へ進みました。
各予選6着以内に入れば決勝に進出することができる今大会。
予選1組に登場したドルーリー選手(高校2年生)は2023年の全国女子駅伝17人抜きの力走で注目されました。初の日本選手権に挑むドルーリー選手は、序盤ケニアの選手に次ぐ2番手に位置取ります。最後はペースが落ち、6位まで順位を落としますが、後ろとの差を気にしながら走り、そのまま4分16秒69で決勝に駒を進めました。
予選2組には、5000mでパリ五輪代表権を手にしている田中希実選手が出場。3分59秒19の日本記録を持つ田中選手は、最初の400mを後ろから3番目で通過します。残り2周のところで外からスピードを上げて先頭に躍り出ます。その後も安定した走りを見せ、2位以降を引き離し4分08秒16で1位通過、決勝に進出しました。レース後に田中選手は「いまの自分の手応えを勇気を持って確認できた予選だった。自分との勝負ということでラスト1周は頑張れた」と話しました。
パリへの出場条件は今大会に優勝し、さらに五輪参加標準記録4分02秒50を突破すること。28日の決勝で代表が決まるか注目です。