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【MotoGP】ごぼう抜きのマルク・マルケス「最後まであきらめない」走りで2戦連続2位!

2024年5月14日 6:10
【MotoGP】ごぼう抜きのマルク・マルケス「最後まであきらめない」走りで2戦連続2位!
2戦連続2位の好走でチーム、関係者と喜びを分かち合うマルク・マルケス選手(写真:ロイター/アフロ)
◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP2024年シーズン第5戦フランスグランプリ(12日、フランス/ル・マン・ブガッティ・サーキット)

最高峰クラスを6度制した、かつての『絶対王者』マルク・マルケス選手(スペイン/ドゥカティ)が、前戦では勝てなかった現王者のバニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)をラストラップに抜き去り、2戦連続の2位表彰台に上がりました。

予選で手こずり13番グリッドスタートとなったM・マルケス選手でしたが、土曜のスプリントレースでごぼう抜きの離れ業を見せ2位表彰台に上がっていました。

12日の決勝レースでも5列目13番グリッドからスタート。この日のM・マルケス選手は慎重にポジションを上げていくと、残り9周で3位、残り2周で先頭争いを繰り広げるマルティン選手(スペイン/ドゥカティ)とバニャイア選手のすぐ後ろにつけます。

M・マルケス選手がレース後「(インタビュアーに)あなたも知っているでしょ?僕が最後まで絶対に諦めないということを」と同意を求め、世界中が思わずうなずいたように、バニャイア選手を残り少ない勝負どころ、第9コーナーで見事にパス。前回スペインでは負けたドゥカティのエースに勝ちきりました。

ポールポジションを獲得し、スプリントレースも制したポイントリーダー、マルティン選手の優勝を阻止することはできませんでした。それでも、文字通りの「諦めない走り」に、レースの聖地ル・マンの目の肥えたファンも大喜び。

最新のマシンを駆るマルティン選手、バニャイア選手に『型落ち』と言われるマシンで追いつく走り。ここ2戦でのM・マルケス選手のパフォーマンスは、近年、最強を誇るメーカーであるドゥカティの責任者にも大きなアピールになったはず。

2週間後は、自身が生まれ育った地でのカタルーニャグランプリ。ドゥカティ移籍後の初優勝を達成しても、何も不思議はありません。

なおM・マルケス選手はポイント争いでもマルティン選手、バニャイア選手に続く3位に浮上しています。

▽フランスGP
MotoGPクラス スプリントレース(11日、13周)
1.マルティン
2.M・マルケス
3.ヴィニャーレス(スペイン/アプリリア)

MotoGPクラス 決勝レース(12日、27周)
1.マルティン
2.M・マルケス
3.バニャイア

▽ポイントランキング
1.マルティン 129P
2.バニャイア 91P
3.M・マルケス 89P

▽次回はカタルーニャGP(スペイン・カタルーニャ/カタルーニャ・サーキット)
25日(土) 全クラス予選+MotoGPクラス スプリントレース
26日(日) 全クラス決勝
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