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巨人・戸郷がプロ初完封勝利 何度もピンチを迎えるも133球の力投!

2022年7月12日 21:15
巨人・戸郷がプロ初完封勝利 何度もピンチを迎えるも133球の力投!
プロ入り後初の完封勝利を挙げた巨人・戸郷翔征投手
プロ野球セ・リーグ 巨人4-0阪神(12日、甲子園球場)

巨人の先発・戸郷翔征投手がプロ入り後初の完封勝利を挙げました。

初回にポランコ選手の3ランホームランで先制点をもらった戸郷投手はその裏、阪神の上位打線を三者凡退に抑えます。

2回・3回と2アウト1、2塁とピンチを招きますがストレートを主体とした強気の投球で共に無失点で切り抜けます。

その後はストレートを主軸に、変化球を織り交ぜて粘りのピッチング。

4回、先頭の大山悠輔選手、糸原健斗選手にフォアボールと死球を与え、ノーアウト1、2塁とこの日一番のピンチを迎えます。しかしロハス・ジュニア選手をダブルプレーで打ち取ると、梅野隆太郎選手を3球三振に抑えて無失点に抑えました。

5回から7回までは、一度フォアボールを出したもののノーヒットピッチング。8回にはまたも2アウト1、2塁となりますが、大山選手を左中間へのフライに抑えて3アウトに。

そして最終9回のマウンドへ上がった戸郷投手。先頭の糸原選手にセンター前ヒットを許し、さらに梅野選手にはレフトへのヒットを許した戸郷投手。しかし代打の山本泰寛選手を抑え、2アウト1、2塁に。プロ初完封まであと打者一人となります。

阪神ファンの盛り上がりが最高潮の中、中野拓夢選手を迎えます。2球目、外角低めのフォークはファーストへのゴロに。これをファースト・中田翔選手が逆シングルで捕ると、カバーに入った戸郷投手が1塁ベースを踏んで3アウト。最後まで粘りの投球で、阪神打線を封じました。

戸郷投手の成績は9回133球、被安打8、奪三振6。高卒4年目にして、プロ入り後初の完封勝利を挙げました。

これで戸郷投手は阪神・青柳晃洋投手と並びリーグトップタイの9勝目となりました。