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【広島】わずか1得点で12年ぶり月間17敗 貯金14→0に 3位・DeNAとは1.5差

2024年9月25日 21:19
【広島】わずか1得点で12年ぶり月間17敗 貯金14→0に 3位・DeNAとは1.5差
広島・新井貴浩監督
プロ野球セ・リーグ ヤクルト3-1広島(25日、マツダスタジアム)

4位・広島は相手を上回る10安打を放ちながらわずか1得点に抑え込まれ、最下位ヤクルトに敗れました。これで貯金がゼロとなった広島。今月の成績は4勝、2012年9月以来、12年ぶりの月間17敗目となりました。

先発・九里亜蓮投手は初回、1アウトから2番・西川遥輝選手に投手強襲の内野安打を許すと、その後フォアボールもあり2アウト1、2塁のピンチを招きます。この場面で5番・オスナ選手を打席に迎えると、真ん中付近に入ったシュートをセンター前にはじき返され先制点を献上します。

それでも2回裏、2アウト1塁から菊池涼介選手、石原貴規選手の連打で満塁のチャンス。しかし、9番・九里投手は3球三振に倒れ無得点。6回にも1アウト満塁と絶好のチャンスを迎えますが、5番・坂倉将吾選手はショートフライ、6番・末包昇大選手は見逃し三振。ヤクルト先発・高橋奎二投手をとらえることができません。

すると7回、3番手・森浦大輔投手が連打と送りバントで2、3塁のピンチを招くと満塁策をとり1アウト満塁とします。ここで代打・川端慎吾選手にライト前タイムリーを許し追加点。さらに押し出し四球も与え、リードを3点に広げられます。

反撃したい打線は8回に坂倉選手のタイムリーで1点を返すと、その後も2アウト2、3塁のチャンスを作りますが、最後は菊池選手がセカンドゴロ倒れ反撃もここまで。1ー3で敗れ、連敗は3となりました。

今月1日の試合に勝利した時点で貯金は今季最多「14」、首位に立っていた広島でしたが、これで貯金がなくなり勝率は5割に。クライマックスシリーズ進出争いをする3位・DeNAは首位・巨人に勝利したため、3位と4位の差は1.5ゲームに広がりました。
最終更新日:2024年9月25日 21:37