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大谷翔平“トロント行き”は誤情報 情報飛び交いアメリカは大混乱 菊池雄星が“すし店50人で予約”の情報も

2023年12月9日 14:00
大谷翔平“トロント行き”は誤情報 情報飛び交いアメリカは大混乱 菊池雄星が“すし店50人で予約”の情報も
試合前に言葉を交わす大谷翔平選手(左)と菊池雄星投手(右) 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ
大谷翔平選手の動向をめぐって、アメリカメディアが大混乱に陥っています。

MLBの日本公式サイトによりますと、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が「早ければ今日中にも契約先が決まる可能性がある」と報じ、「ブルージェイズと契約することになりそうだ」や「大谷はトロントへ向かっているようだ」ともリポートしました。

また、「ドジャース・ネイション」のJ・P・フーンストラ記者も「まだ正式に決まったわけではないが、大谷はブルージェイズと契約することになりそうだ」と報じ、大谷選手のブルージェイズ移籍は「ほぼ確定」のようなムードが広がりました。

さらにカナダでは、ブルージェイズに在籍する大谷の母校・花巻東の先輩、菊池雄星投手が「トロントのすしレストランを50人以上で貸切予約した」との情報も飛び出るなど、真偽にかかわらず情報が錯そうしています。

しかし、“トロント行き”の根拠となった、ロサンゼルスからトロントに向かったプライベートジェットには、カナダ人の実業家とその家族が乗っていて、そこに大谷選手の姿はなかったということです。

アメリカの全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「大谷はトロントにはいない。トロントへのフライトには乗っていない。大谷は南カリフォルニアの自宅にいる」とモロシ記者の情報を完全否定しました。

その後、カナダメディアやアメリカスポーツ専門チャンネル「ESPN」などの複数の記者が「大谷はまだ契約先を決めていない」とリポートし、ブルージェイズが最終候補に残っていることを示唆しながら、「ブルージェイズと契約することになりそうだ」という報道にも確信はもてなくなっています。

“大谷争奪戦”は臆測が臆測を呼び、アメリカメディアも正確な情報をつかみ切れない状況で、ますます報道が過熱していることがわかります。

MLB日本公式サイトは「決着のときは近いと思われるが、最後の最後まで大谷の考えはわからないのかもしれない」としています。

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