「かえれるかな、回れ、回れって」巨人・門脇誠 ウオーターシャワーは「手をあげて待ってました」と笑顔
「阿部(慎之助)さんも、亀井(善行)さんも、『おまえが(球数)投げさせたから(打てた)』って言ってくれた。同じ凡打の内容でもチームに貢献できることはあると思うので、目立つ数字だけじゃなくてウラの所もしっかり意識してやっていけたらなと思います」
そして、サヨナラを生んだ第5打席。丸佳浩選手への申告敬遠は「そうであろうなと思っていた」そうで、「いつも通り」打席に入ったそうです。ここでも「フォアボールでもいい」とファウルで粘ります。外野は前進守備、バックホーム体制。10球目、真ん中に入ってきた146キロのまっすぐをセンター方向に打ち返しました。
「(ホームに)かえれるかな、回れ、回れって」
2塁にいた岡田悠希選手がスライディングでホームにかえり、ベンチからチームメートが手に水のボトルを抱え走ってきます。
「手をあげて待ってました(笑)」と話した門脇選手は、かけてくれ、といわんばかりの姿勢を取り、手荒い祝福を歓迎しました。
チームはCS進出に向けて、あと11試合、負けられない戦いが続きます。門脇選手は「1戦1戦トーナメントのような気持ちで戦っている」と表情を引き締めました。