吉田沙保里は銀…4連覇逃す 五輪14日目
【リオデジャネイロ五輪 大会14日目=現地時間18日】
レスリング女子53キロ級の決勝で、吉田沙保里選手はヘレン・マルーリス選手(アメリカ)に敗れ、銀メダルとなった。吉田選手は前日の伊調馨選手に続く五輪4連覇はならなかった。女子63キロ級の決勝は、五輪初出場の川井梨紗子選手がマリヤ・ママシュク選手(ベラルーシ)を破り、金メダルを獲得した。日本のレスリング女子はこの大会、4つ目の金メダル。
バドミントン女子ダブルス決勝は、高橋礼華選手・松友美佐紀選手のペアがリターユヒル選手・ペデルセン選手(デンマーク)を2-1で下し、金メダルを獲得した。バドミントンで日本の金メダルは初。一方、女子シングルスの奥原希望選手は準決勝でシンドゥ・プサルラ選手(インド)に敗れ、3位決定戦に回ることになったが、日本バドミントン協会によると、対戦相手が棄権したという。銅メダル獲得となれば、シングルスでは日本選手初の表彰台となる。
陸上の男子400メートルリレー予選で日本(山縣亮太選手・飯塚翔太選手・桐生祥秀選手・ケンブリッジ飛鳥選手)はアジア新記録の37秒68で2組のトップとなり、決勝進出を決めた。全体でも2位の好タイムで、メダル獲得への期待が高まる。また、男子200メートルはウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が19秒78で優勝した。ボルト選手は3大会連続で100メートル・200メートルの2冠を達成。
テコンドー女子57キロ級は去年の世界選手権覇者・浜田真由選手が出場。準々決勝でヘダヤ・ワフバ選手(エジプト)に敗れ、メダル獲得はならなかった。
シンクロナイズドスイミングはチームのテクニカルルーティンが行われ、日本はロシア、中国に次ぐ3位につけた。
飛び込みの女子高飛び込み決勝は、16歳の板橋美波選手が8位に入賞した。
セーリング女子470級は、吉田愛選手・吉岡美帆選手は5位入賞を果たした。
大会14日目を終えて、日本のメダルは金12・銀6・銅18。