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衝撃サヨナラ弾のヤクルト長岡秀樹 昨季ブレークも「試合に出て当たり前じゃない」

2023年5月6日 9:31
衝撃サヨナラ弾のヤクルト長岡秀樹 昨季ブレークも「試合に出て当たり前じゃない」
ヤクルト・長岡秀樹選手
プロ野球セ・リーグ ヤクルト10x-9DeNA(5日、神宮球場)

壮絶な打ち合いに決着をつけたのは、ヤクルト4年目の21歳・長岡秀樹選手でした。

「初心を忘れずに、試合に出て当たり前じゃないという気持ちで」試合後、歓喜に揺れるスタンドの横を歩きながら話した長岡選手。

試合は1点を追う9回、2アウトランナーなしと絶体絶命の場面。DeNAの守護神・山﨑康晃投手からオスナ選手がヒットで出塁します。続く長岡選手は、2ボールから3球目をライトスタンドへ運び、サヨナラ2ランホームランで試合を決めました。

昨季は高卒3年目ながらショートのレギュラーに定着。過去2年間で11試合の出場から、一気に139試合グラウンドに立ち、守備の名手に送られるゴールデングラブ賞も獲得しました。

「いい選手がいたらいつでも替わってしまう世界なので、本当にどうにかして打撃がだめだったら守備で、守備でだめなら打撃でアピールしたい」と人生初のサヨナラホームランにも静かに振り返りました。

今季は、打率1割台と不振に苦しむ長岡選手は、ソフトバンクの近藤健介選手や中村晃選手など、左の好打者をひらすら動画で研究。「この投手はこう入るから、どうやって待ったら打てるのか」を試行錯誤していたといいます。

チームは借金「2」の5位に沈んでいますが、「これを機に打ってチーム一丸で勝っていきたいです」と21歳が頼もしい言葉を残しています。

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