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【独占】NBA渡邊雄太「今までの人生に一切の後悔はない」高校生へ伝えた熱い思い

2022年12月3日 8:00
【独占】NBA渡邊雄太「今までの人生に一切の後悔はない」高校生へ伝えた熱い思い
高校訪問前に日本テレビの独占取材に答える渡邊選手
NBAブルックリン・ネッツの渡邊雄太選手が先月19日(現地時間)、アメリカの慶応義塾ニューヨーク学院にサプライズ訪問し、高校生たちと一緒にバスケットボールをするなど交流を深めました。

今シーズンからブルックリン・ネッツに移籍し、日本人最長のNBA5シーズン目となる渡邊選手。シーズン中にもかかわらず、今回のクリニックを設けた経緯や交流の場を大切にしている理由を日本テレビ独占で話してくれました。

「交流する場所は大切にしている。オフの方が時間をとれるけど、シーズン中だからこそ伝えられることがある。」と語った渡邊選手ですが、ファンや子どもたちとの交流を大事にしようと思ったのには、きっかけがありました。

「19年に日本に帰った時に小児ガンの子達がいる病院に訪れたりして、少しでも彼ら彼女らの力になれたらという思いで病院に訪れたんですけど、逆に僕の方が大きな力をもらった。僕の想像では計り知れないくらいつらい思いをしているはずなのに、みんなにこやかで、その姿を見て元気をもらった」

19年7月に東京都府中市の都立小児総合医療センターでこどもたちと触れ合った渡邊選手。当時自身のSNSでも「病気と戦う子供達と触れ合い、話ができて、自分もすごくパワーをもらえました!!今後もこういった事はどんどんして行こうと思います!(渡邊雄太公式Twitterより)」と思いをつづっています。その時の出会いをきっかけに、渡邊選手は子どもたちとの交流を大事にしているといいます。

■高校生たちへ熱いアドバイス「頑張った時間は一生消えない」


クリニックでは、一緒に試合をするなど高校生たちと楽しんだ渡邊選手。その渡邊選手を相手に得点を決めた高校生にはサイン入りのバスケットボールシューズをプレゼントするなど粋な計らいも見せました。


試合で汗を流した後、高校生から渡邊選手への質問会が行われました。

高校生からの「ぼく達にアドバイスするなら?」という質問に対して、渡邊選手は「進路のことやこれからのことでいろいろあると思う。これから人生まだまだ長いから、うまくいかないこともあると思う。夢が叶う人は数少ないと思うけど、そこに向かって頑張った時間というのは一生消えないものだし、それが価値のあるものだと思う。仮に僕はNBA選手になれていなくても今までの人生に一切の後悔はない。毎日どんなに小さなことで積み重ねていけば、それが将来に繋がる」と熱く思いを伝えました。

また、「とりまく環境が変わる中でのメンタルの保ち方は?」という質問に対しては、「当時、そんな質問できなかったよ」と笑顔を見せつつも「環境が変わっても自分がやらなきゃいけないことやできることは変わらない。NBAにも、うまくいかない時に環境のせいにする選手もいるけど、そういう選手は長続きしない選手が多い。僕は、どういう環境でも、ここにいられるということに感謝して、周りに感謝して、自分のやらなきゃいけないことに集中してやっています」と日本人最長のNBA5シーズン目となる渡邊選手らしい考え方を伝えました。

間近で渡邊選手とバスケをした高校生たちは「言葉にならない。ずっと憧れていた選手で感動です!」や「生で見られて嬉しい!」と感激した様子でした。

一方、渡邊選手も「純粋にバスケを楽しむことができた。来て良かったなと思いました」と話しました。