【W杯】松井大輔「モドリッチは絶対自由にさせちゃダメ」クロアチア戦のカギは“前田大然のチェイシング”
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)
ドイツ、スペインを撃破し、グループEを首位通過した日本は現地5日、グループF2位通過のクロアチアと対戦します。
元日本代表の松井大輔選手がクロアチア戦に向けての展望を話しました。
「攻守にバランスの取れたチーム。グループリーグ3試合では1失点しかしていないので守りは堅い。個々の能力もすごい高いです。テクニックもありつつ、高さもあって、本当に油断できないチーム」
グループFのモロッコ、ベルギー、カナダとの3試合で失点はわずか1。日本の戦い方を聞くと「森保監督はたぶん、前半はしっかりと点数を取られないような堅い感じでいって後半勝負してくると思います。日本はサイドに攻撃の起点になれるいい選手多いので、サイド攻撃からの折り返しシュートだったりがメインになれるといいです。今大会目立っている三笘(薫)選手、伊東(純也)選手は1対1に自信を持っている。一人、二人かわしながら数的優位を作ってゴール前に入っていって攻撃の起点になってほしい」と話しました。
最も警戒する選手にあげたのはレアル・マドリード(スペイン)でプレーする司令塔モドリッチ選手。
「パス、ドリブル、空間察知能力だったり、周りも見えてますし、本当に厄介な選手。10番タイプの選手がボランチをやりながら強くてうまいのは起点になってくるので、潰せることが大事になってきます」
そのモドリッチ選手を封じるためのキーマンに松井選手があげたのは1トップを務める前田大然選手。
「前田大然選手がチェイシングをしながらボールを出させない。モドリッチ選手に入れさせないというのが大事なので、ディフェンスラインからモドリッチ選手のパスコースを切るのが必要。グループリーグでは本当に献身的にチームのために前田選手はやっていました。ああいう感じでやらないと難しい」
これまで3度阻まれている決勝トーナメント1回戦。初のベスト8入りへ松井さんは「見せてくれると思います。これはもう期待がすごく大きくなってますし、日本の皆さんもそれがみたいと思っているんで。行ってくれると思います」と期待を口にしました。