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新語・流行語大賞 スポーツ界では4つノミネート WBCと阪神の18年ぶり優勝などから

2023年11月2日 14:00
新語・流行語大賞 スポーツ界では4つノミネート WBCと阪神の18年ぶり優勝などから
左:大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)、右:岡田彰布監督(写真:時事)
『2023ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート語30が2日、発表されました。

スポーツ界からは
・憧れるのをやめましょう
・アレ(A.R.E.)
・ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
・4年ぶり/声出し応援
の4語が選出されました。

語句の説明は以下の通り。

■憧れるのをやめましょう
WBCで侍ジャパンが勝ち進んだアメリカとの決勝戦。選手たちの輪の中で大谷翔平選手が呼びかけた言葉。憧れのスター選手たちとの対戦を前に、栗山英樹監督のいう「世界一」を目指すなら、憧れには追い付けても越えられないのだから(今日だけはアメリカに)憧れるのをやめよう、とげきをとばしたことが話題に。

■アレ(A.R.E.)
阪神タイガースの今季スローガン。選手が優勝を意識しないようにという配慮から、岡田彰布監督が優勝を「アレ」と表現してきたことが話題になった。2005年以来、18年ぶりのリーグ優勝を果たした時点で、「アレ」は解禁され、関西だけでなく全国的に盛り上がりをみせた。目標(Aim)、敬う気持ち(Respect)、パワーアップ(Empower)の意味がある。

■ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
WBC日本代表ラーズ・ヌートバー選手が所属するメジャー・リーグ「セントルイス・カージナルス」で浸透させたパフォーマンス。ヒットが出た際など、チームによってよい展開になったときに行う。コショウ挽きを回す動きで、イメージとしてはチームのために身を粉にして働くという意味が込められている。外野手ヌートバー選手はアメリカ生まれの日系人選手。ミドルネーム達治(タツジ)から「たっちゃん」の愛称も。WBCでは好守を披露。打ってはペッパーミル・パフォーマンスでチームを盛り上げた。

■4年ぶり/声出し応援
コロナあけとして、社会活動が4年ぶりに徐々にコロナ以前の状態を取り戻しつつある。コロナ禍による制限がなくなり、夏の甲子園やプロ野球、Jリーグでも声を出しての応援「声出し応援」が解禁となり大いに話題になった。中止されていた祭りや花火大会などのイベントもフル開催などの言葉とともに戻った。阪神のリーグ優勝などをみると、熱い応援は各チームの士気を高めていたようだ。

ノミネートされた30語のうち、トップ10は12月1日午後2時に発表されるということです。