◇プロ野球セ・パ交流戦 オリックス9-2広島(1日、京セラドーム)

オリックスの茶野篤政選手が、プロ初ホームランを含む3安打6打点と起用にこたえ、中嶋聡監督に節目となる勝利をプレゼントする活躍をみせました。

育成ドラフト4位で入団した23歳の茶野選手。3月に支配下登録されると中嶋監督の下、ルーキーイヤーながら出場を重ねています。

1日の広島戦は、2番・ライトで出場。0-1と1点を追う5回、満塁の場面で、広島のコルニエル投手から逆転2点タイムリー。

さらに再び満塁で迎えた8回の第5打席。薮田和樹投手の2球目をとらえると打球はライトスタンドへ。記念すべきプロ第1号ホームランは満塁弾となりました。

これで今季は49試合で打率.279。ヒット数は51でトップと2本差の4位につけています。

お立ち台では、「最高です。すごく明るく迎えてもらってそれもうれしかったです」と初々しく喜びを口にしました。

交流戦最初のカード勝ち越しを決めた1勝であるとともに、中嶋監督にとっては通算200勝目の節目勝利。

恩返し見事な祝砲ともいえる一発を振り返った指揮官は、「やりますね」とニヤリ。監督通算200勝については、「選手のおかげです」と短く話すにとどめしました。