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巨人秋季キャンプ最終日 成果出た選手に原辰徳監督「秋広と増田は1つ階段を上った」投手では井上を挙げる

2022年11月20日 18:10
巨人秋季キャンプ最終日 成果出た選手に原辰徳監督「秋広と増田は1つ階段を上った」投手では井上を挙げる
巨人の原辰徳監督
プロ野球・巨人は20日、秋季キャンプの最終日に原辰徳監督が総括としてインタビューに応じました。

朝6時台からのアーリーワークや、2000スイングをする選手もいた今回の秋季キャンプ。中でも原監督は「秋広(優人)、そして(増田)陸、この辺1つ階段を上ったかな」と、話しました。

また投手陣では「ピッチャーは井上(温大)。この辺はかなりエース格ともね、戦える選手になってくるんではないかな」と、侍ジャパン相手に3回無失点4奪三振と好投した、3年目左腕について評価。

そして「最後の最後の最後までね、ユニホーム着て戦えるように来季はしたい」と、力強く語りました。

▽以下、原監督のインタビュー

――キャンプ最終日を迎えましたが、総括をお願いします。

「後半ちょっと雨に降られましたけど、天候にも非常に恵まれました。まあ、練習・内容ともにですね、非常に充実した。朝は6時から、最初はできるかなとも思いましたけれども。すべて消化してね、けが人も、病人も出ずに個人練習、それとチーム練習、非常にいいものとして(成果が)出たと思います」

――特に野手陣は今お話にもありましたが、アーリーワーク、一日2000スイング。だいぶ振り込みましたね?

「そうですね。僕自身もね、できるのかなっていう風に思っていましたけれども。できましたね。成果も出ている人もいますし、後に出るっていうふうに思いますね」

――もし差し支えなければ今成果が出ている選手、何人か名前を挙げていただきたいです。

「みんな若い精鋭たちを宮崎に呼んだつもりですから。近々未来ジャイアンツをしょって立つでしょうけど。秋広(優人)、そして(増田)陸、この辺1つ階段を上ったかな。ピッチャーは井上(温大)。この辺はかなりエース格ともね、戦える選手になってくるんではないかな、という風に思いますね」

――コーチ陣も新たに加わって、チームにも新しい雰囲気というか空気感も生まれたと思うんですけど、そのあたりいかがでしょうか?

「野球界から離れて、外からいた人がね、何人か新鮮な形で入ってくれました。非常に、やっぱり勉強家だなというね、練習方法にしても、考え方にしても。あるいは、最も大事かもしれないメンタルとかね。そういう部分もいい刺激になり、我々現場でずっときてるコーチの人たちも含めね、さらに勉強していかないということをね、感じさせてくれた。川相コーチであり、大久保コーチであり、久保コーチでありっていうところはありますね」

――選手たちはこの秋のキャンプで経験を積んで、どういう形で来シーズンに生かしていってほしいなと思いますか?

「2月になればね、1軍2軍3軍っていう形でなりますけれども、目的というのは一つですし、何かこの秋という中でね、起点、あるいは分岐、自分が選手として生きていく上に置いてね、そのきっかけになれればいいなと思います。まあ、1軍からスタートした、あるいは2軍からスタートする人もいるでしょう。3軍もいるでしょう。でも、目的は一つだということがわかれば、それでいいと思います。私の仕事としては、いかに優れた、秀でた選手たちのメンバーで相手チームと戦っていくか、その作業一点にしたいと思ってます」

――最後に、ジャイアンツファンは11年ぶりの日本一期待していると思います。ファンに向けてお願いします。

「非常にこのところオフがね、今年は特に長かったっていうね。長いオフっていうのも必ず身になると思いました。しかし、あまり長いオフというのは、チームとしてはいい成績ではなかったということになりますから。最後の最後の最後までね、ユニホーム着て戦えるように来季はしたいと思います」