【高校サッカー】沖縄・名護が初めての全国へ 県内最多出場校を破り堂々の初優勝
初の全国大会に挑む名護高校
102回目を迎えた全国高校サッカー選手権。沖縄県からは北部・やんばる地域にある名護高校が全国大会進出を決めました。今回は名護高校の沖縄県大会決勝を振り返ります。
◇ ◇ ◇
前回大会の沖縄県大会準決勝で、県内最多17度の全国選手権出場を誇る那覇西に敗れ、惜しくも全国初出場には届かなかった名護。今年決勝で対戦したのは去年壁となった那覇西でした。
名護は初優勝を目指して、那覇西は3年ぶり18度目の優勝を目指して対戦。この両校による決勝戦は34年ぶりでした。
沖縄県高校総体では無念の初戦敗退も、今大会は粘り強い守備とポゼッションサッカーを武器にノーシードから勝ち上がってきた名護。チーム一のスピードを誇るFW比嘉秀彩選手や1年生ながらチーム最多得点のFW仲村光羽選手など前線は高い攻撃力を誇ります。
加えて名護の守護神であり精神的支柱でもあるキャプテンのGK松瀬真之介選手は体を張ったセーブだけではなく、準決勝のPK戦で7人目のキッカーを志願し自らのキックで決勝進出を決めるなど質の高いキックと勝負強さを兼ね備えています。
決勝戦では4試合で31得点をあげていた那覇西がボールを握る展開に。前後半合わせて13本のシュートを浴びるも名護は松瀬真之介選手がファインセーブを連発し0対0のまま試合は延長戦へ。
延長戦では比嘉秀彩選手や仲村光羽選手が積極的に裏に抜け出しシュートを放つもゴールネットを揺らす事ができず。両チームペナルティエリアの中では集中した守備を見せ試合はPK戦へともつれ込みます。
PK戦、決めれば名護の優勝が決まる6人目のキッカーを任されたのはゴールキーパーの松瀬真之介選手。「リラックスしてコースに蹴る事ができた」と落ち着いてゴールを決め名護が激闘を制し初優勝を決めました。
初めての全国選手権に挑む松瀬真之介選手は「最後まで諦めずに粘り強くボールに向かって行く姿勢を、応援してくれている沖縄県民に届けたい」と意気込みを語りました。
率いる比嘉洋介監督は「まずは一つ初優勝という歴史を創る事ができて嬉しく思います。目の前の試合に集中し初戦突破を目指して頑張っていきます」と話します。
全国初出場初勝利を目標に掲げる名護。名護の初戦は秋田県のノースアジア大学明桜高等学校と12月31日に行われます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/沖縄テレビ放送)
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前回大会の沖縄県大会準決勝で、県内最多17度の全国選手権出場を誇る那覇西に敗れ、惜しくも全国初出場には届かなかった名護。今年決勝で対戦したのは去年壁となった那覇西でした。
名護は初優勝を目指して、那覇西は3年ぶり18度目の優勝を目指して対戦。この両校による決勝戦は34年ぶりでした。
沖縄県高校総体では無念の初戦敗退も、今大会は粘り強い守備とポゼッションサッカーを武器にノーシードから勝ち上がってきた名護。チーム一のスピードを誇るFW比嘉秀彩選手や1年生ながらチーム最多得点のFW仲村光羽選手など前線は高い攻撃力を誇ります。
加えて名護の守護神であり精神的支柱でもあるキャプテンのGK松瀬真之介選手は体を張ったセーブだけではなく、準決勝のPK戦で7人目のキッカーを志願し自らのキックで決勝進出を決めるなど質の高いキックと勝負強さを兼ね備えています。
決勝戦では4試合で31得点をあげていた那覇西がボールを握る展開に。前後半合わせて13本のシュートを浴びるも名護は松瀬真之介選手がファインセーブを連発し0対0のまま試合は延長戦へ。
延長戦では比嘉秀彩選手や仲村光羽選手が積極的に裏に抜け出しシュートを放つもゴールネットを揺らす事ができず。両チームペナルティエリアの中では集中した守備を見せ試合はPK戦へともつれ込みます。
PK戦、決めれば名護の優勝が決まる6人目のキッカーを任されたのはゴールキーパーの松瀬真之介選手。「リラックスしてコースに蹴る事ができた」と落ち着いてゴールを決め名護が激闘を制し初優勝を決めました。
初めての全国選手権に挑む松瀬真之介選手は「最後まで諦めずに粘り強くボールに向かって行く姿勢を、応援してくれている沖縄県民に届けたい」と意気込みを語りました。
率いる比嘉洋介監督は「まずは一つ初優勝という歴史を創る事ができて嬉しく思います。目の前の試合に集中し初戦突破を目指して頑張っていきます」と話します。
全国初出場初勝利を目標に掲げる名護。名護の初戦は秋田県のノースアジア大学明桜高等学校と12月31日に行われます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/沖縄テレビ放送)