◇第73回相模原市水泳公認記録会(5日、神奈川・相模原市)

競泳の瀬戸大也選手が、18日から行われる競泳・世界選手権前の最後のレースに出場。大会への意気込みを語りました。

神奈川県・相模原市で行われた記録会に出場した瀬戸選手。400m個人メドレーは4分13秒64、200m個人メドレーは1分57秒80でそれぞれ1位に。

レース後、瀬戸選手は「もうちょっと良い泳ぎをしたかった」と振り返りながらも「トレーニングは積めていて、体がしんどい中でも泳げて自信になった」と、手応えを口にしました。

約2週間後からハンガリーで世界選手権が始まりますが「世界選手権に向けた練習をしていなくて、正直そこは不安です」と明かした瀬戸選手。

今は2年後のパリ五輪へ向けた基礎のトレーニングを行っており、世界選手権へ向けた調整は行っていないそう。今年から瀬戸選手を指導する加藤健志コーチも「オリンピックで金メダルを取るのは相当大変なこと。だから今、大会へ向けた調整なんかしていられない」と話します。

それでも、これまで世界選手権で4つの金メダルを獲得している瀬戸選手は「日本を代表して行かせてもらうので、負けたくない気持ちもある」と意気込みます。

ここ3か月のトレーニングで、体重は2キロ・体脂肪率も5％落ち、肉体的にも進化をしており「勝負にもこだわりつつ、パリへ向けて自分がどんなスタートを切れているか確認したい」と瀬戸選手。

パリ五輪までも数少ない、世界レベルの真剣勝負。進化中の瀬戸選手が腕試しの舞台に挑みます。