◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト-中日(30日、神宮球場)

中日が7回のピンチを齋藤綱記投手、清水達也投手と細かく継投し、無失点に抑えました。

齋藤投手は、村上宗隆選手の打席でワンポイント登板。初球のストレートを詰まらせ、ショートゴロに打ち取り、わずか1球で仕事をこなしました。清水投手もピンチを拡大したものの最後は無失点で切り抜けました。

中日先発・涌井秀章投手が6回までヤクルト打線を無失点に抑える好投。7回のマウンドにもあがりますが、先頭のオスナ選手にレフト前ヒットを許し、ここで降板します。

ノーアウト1塁で迎えるのは”三冠王”村上宗隆選手。このピンチに中日ベンチは、左ピッチャーの齋藤投手を送ります。

齋藤投手は初球にストレートを選択。村上選手をこの球で詰まらせ、弱い打球のショートゴロとなり、二塁でアウトを1つ取りました。齋藤投手はわずか1球で仕事をきっちりとこなし、降板しました。

齋藤投手からのマウンドを受け継いだのが清水投手。サンタナ選手にライト前ヒットを打たれ、ピンチを招きます。それでも武岡龍世選手を空振り三振、さらに中村悠平選手をレフトフライに打ち取り、ピンチを切り抜けました。

細かい継投でこの回を抑えた中日。先発・涌井投手に勝ち投手の権利を消しませんでした。