◇ASICS FANGトークショー＆キャッチボールイベント（9日、都内）

プロ野球・巨人の丸佳浩選手とメジャーリーグ・カブスの鈴木誠也選手が9日、都内のイベントに登場。鈴木選手が語った意識の変化に、丸選手が驚きの表情を見せる場面がありました。

2人は広島時代、2013年から6年間チームメート。2016年からリーグ3連覇に貢献し、今回は約2年ぶりの再会でした。

58人の野球少年を前に行われたトークショーでは「調子が悪いとき、うまくいかないときの解決方法」という質問が。

鈴木選手は今年の途中から気づいたことと前置きし、「自分の目標を細かくちゃんと立てること」と一言。「成績でヒット数など減らない数字、増えていく数字を設定して、その数字や目標に向かっていこうって意識が変わっていった」と続けました。

メジャー2年目の今季は、6月に打率1割台と落ち込みましたが、7月以降はヒットを重ね、徐々に復調。最終的には、1年目を超える打率.285、20本塁打、74打点をマークしました。「一喜一憂してしまうとどうしてもしんどい。常にそこ(目標の数字)に向かってやっていこうという意識に変わることができた」と話しました。

その言葉を聞いて驚いたと話すのは丸選手。「カープで一緒にやってきて彼ほど打ち取られたときに、悔しがる選手は見たことがない」と当時を振り返ります。「そういう彼が一喜一憂しないと聞いたときに、すごいレベルが上がっている」と後輩の変化に目を細めました。

そんな、丸選手は「一喜一憂しないために毎日試合の時にメモを取って字にしている。自分で書いた字を読むと、落ち着くというかリセットできる」と話し、鈴木選手は「(丸選手は)一喜一憂しない神なので、みんな言います」と丸選手をたたえました。