競泳 男子個人メドレー日本大学1年小方颯が優勝「インカレ4連覇を狙っていきたい」3秒近い差を覆し優勝
◇第98回日本学生選手権水泳競技大会(28日~31日、東京辰巳国際水泳場)
男子個人メドレー200mの決勝で、日本大学の1年生、小方颯選手が逆転劇を演出し、見事優勝を果たしました。
7レーン、中京大学の松本周也選手がロケットスタートを切り、第1泳法のバタフライから、後続を引き離していきます。続く、背泳ぎでも、勢いを保ったままの松本選手。その隣を泳ぐ6レーンの小方選手はあせらずに自分の得意な泳法、平泳ぎとクロールに体力を温存します。
しかし、その差は100mのターン時で2秒67とかなりの差に。平泳ぎでぐんぐん追い上げる小方選手。
150mのターンで松本選手との差を0秒36までに縮めました。残り20mをきったところで、小方選手が松本選手を追い抜き、1位に。そのままフィニッシュし、タイム1分58秒10で1年生ながら、優勝を果たしました。
レース後に「僕の持ち味は平泳ぎとクロールで追い上げなので、全然離されましたけど、落ち着いていいレースがでいました」と優勝の喜びを語った小方選手。「1年で優勝できたので、インカレ4連覇を狙っていきたいです」と意気込みました。
小方選手は400m個人メドレーにも出場する予定で、同じ日本大学でバタフライ200mで東京五輪銀メダルに輝いた本多灯選手との競り合いも期待されます。