卓球世界ランク10位、張本智和選手が14日、ともにパリ五輪代表に選ばれた15歳の妹・張本美和選手と挑むパリ五輪へ思いを口にしました。

パリ五輪日本代表にそろって選出された“張本兄妹”は、先月の卓球ワールドカップで、そろって銅メダルを獲得。その直後の最新世界ランクの発表では、兄・張本智和選手は9位(現在10位)、妹・張本美和選手がキャリア初のトップテン入りとなる、8位にランクインしました。

「僕の順位を抜かれほんの少し焦りもある」と話しますが、「妹なので100％応援できる存在。これからも応援したい」と5歳下の妹について話します。

大会ではたわいもない会話もしていると話す2人。記者から一緒に戦うことが原動力か、と質問が飛ぶと、「半分以上はその気持ちが強い」と。

「自分一人で戦う五輪ではないなと。もちろん団体の男子の仲間がいますけれど、妹と一緒に出ることですごく気持ちが楽というか、自分の支えとなっている。妹も僕もメダルを目指している中で僕が取らないと兄妹でのメダルはないと思う。妹に負けないように2人で笑って大会を終えるようにしたい」と改めて“兄妹”で五輪メダルを目標と誓いました。

約2か月後のパリ五輪で張本智和選手は、シングルス、男子団体、早田ひな選手との混合ダブルスに出場予定。今後の目標は世界ランクを上げることと話す張本智和選手は、今月20日からブラジルで開催される「WTTコンテンダー リオデジャネイロ」にシングルスと混合ダブルスにエントリーしています。