MLBニューヨーク・メッツがキャンプ初日を迎え、今季から指揮官となったカルロス・メンドーサ監督が、千賀滉大投手の起用法について言及しました。

昨季は、7月までに優勝から大きく遠ざかり、キャリア通算250勝に到達したジャスティン・バーランダー投手やサイ・ヤング賞を3度受賞したマックス・シャーザー投手を相次いで放出。

そんな中で千賀投手は、チーム最多となる12勝を上げ、防御率は2.98をマーク。代名詞“ゴーストフォーク”を武器に202奪三振を積み上げました。

今季から指揮官となったメンドーサ監督は「昨年の後半はよくやってくれたと思う。彼は本当にうまくこなしてくれた。数字が物語っているね」とたたえ、エースとしての期待もかかることには「2年目の彼にそのようなプレッシャーをかけるのはフェアではない。最高の自分であってほしいし、自分の投球を続けてほしい」と気づかいもみせました。

また今季の千賀投手の登板間隔について言及。メジャーでは、多くの球団が中4日の登板を採用していますが、昨季の千賀投手は、中5日のローテーションで、中4日は3回のみでした。

指揮官は「昨年、彼は(中5日で)多くの成功を収めていた。でも、チームから(中4日で)投げろと言われたら彼は投げていた。我々はスケジュールに合わせていくべきなのか彼のフィジカルに合わせていくべきなのか、その両方なのか」と慎重に返答。

「先発ごとにだけではなく、毎日ブルペンでたくさんの会話が交わされる。これから関係を作り、その関係を築いていくことが重要であり、彼を成功させるためにいい登板間隔を考えたい」とコミュニケーションの重要性を強調しました。