浦和学院 サヨナラ負けも見せた総合力 エース宮城を起用せずも3投手で継投 “甲子園で投げる価値の大きさ”
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◇第94回選抜高校野球大会準決勝(30日、甲子園) 近江(滋賀)5xー2浦和学院(埼玉)
延長11回の激闘の末、サヨナラ3ランで惜しくも敗れた浦和学院。
ここまで3試合すべて先発し好投を見せていたエースの宮城誇南(こなん)投手(3年)を登板させず、浅田康成投手(3年)、芳野大輝投手(3年)、金田優太投手(3年)のリレーを行い、総力戦で臨みました。
試合後、浦和学院・森大監督は「第2先発はテーマだった。エース宮城が3連投した中で、準決勝は浅田を先発にした。きょう宮城は投げさせないというのは初めから決めていた」と宮城投手のコンディションを考慮して回避させたとコメントしました。
準々決勝を勝ったその日の夜に継投を選手たちに伝えた森監督。浅田投手、芳野投手、金田投手の継投は延長で3失点したものの、9回までは2失点と結果で応える形に。森監督も「しっかりと頑張ってくれた」と称えました。
またこの経験が次の夏につながると話した森監督。「ピッチャーにとって甲子園で投げるのはどれだけの価値があるか、それを浅田、芳野、金田が今日の試合で感じることができたかなと。もう一度みんなで夏に向けて準備して試合に戻ってきたいなと思います」とチームにとって大きな収穫だったと話しています。
また11回を1人で投げ抜いた近江のエース山田陽翔投手については「170球を投げていても最後まで山田くんはボールの質を落とさずにあれだけ投げられているのは、世代トップクラスのピッチャーだなと感じました」と話しています。