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星稜エースのマーガード号泣 退任する林監督へ「夏はもっと成長した姿を林先生に見せたい」

2022年3月28日 19:09
星稜エースのマーガード号泣 退任する林監督へ「夏はもっと成長した姿を林先生に見せたい」
マーガード真偉輝キアン投手を擁する星稜はベスト4ならず(写真:日刊スポーツ/アフロ)
第94回選抜高校野球大会準々決勝(28日、甲子園)国学院久我山(東京)4ー2星稜(石川)

敗戦後、涙を流した星稜の選手たち。特に責任を感じていたのはエースのマーガード真偉輝キアン投手(3年)でした。

ここまで2試合に先発しいずれも好投。プロ入りも注目される投手として活躍を見せていました。

この日は5回、1点リードの1アウト1塁の場面から登板。先頭バッターを鋭い変化球で空振り三振を奪います。

続く3番木津寿哉選手の打球はピッチャーゴロ。しかしマーガード投手の送球はワンバウンド。1塁への悪送球となり、その間に1塁ランナーがホームにかえり、同点に追いつかれます。

さらに4番下川邊隼人選手にストレートをレフトスタンドに運ばれ逆転の2ランホームランを打たれ、これが決勝点となりました。

試合後、涙を流しながら「申し訳ない気持ちでいっぱいです」の言葉。

今大会で林和成監督が退任することとなり、最後の試合となってしまったことに「一番成長させてくれた方でしたし、勝たせてあげたかった」と、話しました。

林監督は「生徒たちはすいません。すいませんと言っていましたが、何を言っているんだと、よく頑張った。マーガードからホームランを打った国学院久我山の下川邊選手が素晴らしかった。思いきりまっすぐを投げて打たれましたので、打ったバッターを褒めるしかないです」

マーガード投手は「夏はもっと成長した姿を林先生に見せたいと思います」と恩師に夏での活躍を誓いました。