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【夏の甲子園】仙台育英が“東北勢悲願の初V” 下関国際に勝利 斎藤蓉が好投&5番岩崎生弥が満塁ホームラン

2022年8月23日 5:30
【夏の甲子園】仙台育英が“東北勢悲願の初V” 下関国際に勝利 斎藤蓉が好投&5番岩崎生弥が満塁ホームラン
初優勝を果たした仙台育英(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第104回全国高校野球選手権大会決勝(22日、甲子園球場) 仙台育英(宮城)8-1下関国際(山口)

球児たちの夢舞台・夏の甲子園は22日、決勝戦が行われ仙台育英が下関国際を破り初優勝。春夏通じて東北勢としても初となる全国制覇を成し遂げました。

両チーム無得点で迎えた4回。仙台育英はヒットと送りバントで1アウト3塁のチャンスを作ると4番・斎藤陽選手(2年)がライト前にはじき返し先制します。

続く5回にも得点圏にランナーを置くと1番・橋本航河選手(2年)、2番・山田脩也選手(2年)の連打で3点のリードを奪います。

さらに7回、1点を追加しなおも1アウト満塁のチャンスで打席には5番・背番号「14」の岩崎生弥選手(3年)。宮城大会ではベンチに入っていなかったという岩崎選手が高めのストレートを振り抜き、レフトスタンドへ値千金の満塁ホームラン。仙台育英はこの回一挙5点を奪いました。

強力投手陣も力を発揮。先発の斎藤蓉投手(3年)が7回100球を投げ3安打1失点。2番手の高橋煌稀投手(2年)は2回を無失点と継投も決まり、下関国際打線に的を絞らせませんでした。

東北勢にとって悲願の初優勝を成し遂げ、深紅の大優勝旗を手にした仙台育英ナインにSNSでは「ついに東北に深紅の優勝旗が…!」「ダルビッシュでもできなかった優勝だよ」「白河の関越えたよ!!!めっちゃ泣いてる」「涙腺崩壊するの早くてかなわんわ」などと祝福のコメントが多くあがりました。

敗れた下関国際も今大会は台風の目として話題を席巻。準々決勝では大阪桐蔭(大阪)、準決勝では近江(滋賀)と優勝候補を次々と破り決勝まで進んできました。この試合でも最終回に連打でチャンスを作る粘りを見せましたが、初優勝にはあと一歩及ばず。

それでも最後まで諦めずに戦い抜いた選手たちにファンからは「点差はついてしまったけど素晴らしいプレーでした」「胸張ってくれ!!!堂々と戦ったんだ!!」「本当に勇気と感動をありがとう」などと、ねぎらいの言葉が多く寄せられています。

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