【箱根駅伝】往路上位3校監督が語る復路展望 ポイントは復路スタートの6区
◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(2024年1月2日往路・3日復路)
第100回大会を迎えた箱根駅伝。往路は青山学院大が大会新記録で優勝。2位の駒澤大は先頭から2分38秒差、3位の城西大は、3分17秒となりました。勝負の復路へ向けて、上位3校の監督が復路の展望を語っています。
青山学院大の原晋監督は、「やはり6区山下り」と、野村昭夢選手の名前を挙げます。「(6区は)2分以上の差をキープして、7区にタスキを渡したいと思います」と、復路スタートでの逃げ切りがカギとしました。また、「『負けてたまるか大作戦』と称してがんばってきた。必ず総合優勝します」と、過去5度の往路優勝ではすべて総合優勝しており、7度目の栄冠に自信をのぞかせました。
史上初となる2年連続の学生駅伝三冠を狙う駒澤大。藤田敦史監督は、「復路は本当に力のある4年生を中心に配置したいと思っています」と7区安原太陽、8区赤星雄斗、9区花尾恭輔の4年生トリオに期待を寄せます。
さらに「6区でタイム差が詰まるのか開くのかというところで、6区の走りを大事にしていきたい」と前回大会の6区区間賞の伊藤蒼唯選手を補欠のままにし、帰山侑大選手に復路のスターターを託しました。
第97回大会では2分21秒差の往路3位から大逆転で、総合優勝を達成。「決して楽なタイム差(2分38秒差)ではないが、最善を尽くして青山学院大を追う姿勢をぜひ見せたい」と頂点を見据えます。
城西大は、“山の妖精”山本唯翔選手が躍動し、過去最高の往路3位。櫛部静二監督は、「しっかり往路を走ってくれたので、それを受けて、復路組もこれまで一緒にやってきた仲間が走れているので、そういう勢いがついているので、持ち場をしっかり走ってほしいと思う」と話します。
そして、「復路の1区となる6区の下り。(走者の久保出雄太選手は)非常に6区の適性があるので、みんなを驚かせるような走りを期待している」と6区の久保出雄太選手選手の起用に自信をのぞかせました。