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ルーキー松川虎生「カーブ2球が分岐点」7試合目で完全試合演出 佐々木朗希「しゃれたリードをするな」

2022年4月11日 7:05
ルーキー松川虎生「カーブ2球が分岐点」7試合目で完全試合演出 佐々木朗希「しゃれたリードをするな」
4回オリックス吉田正尚選手へ“2球連続カーブ”を指示した松川虎生捕手
プロ野球・パ・リーグ ロッテ6-0オリックス(10日、ZOZOマリン)

完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手を陰で支えた高卒ルーキー松川虎生捕手。わずか出場7試合目でプロ野球史に残す偉業をやってのけました。

試合後、松川捕手は取材に応じると、佐々木投手について「どれもちょっと覚えてないんですけど(笑)。本当に全部すごかったなと思います」と笑顔を見せます。

その中でも佐々木投手のまっすぐが良かったという松川捕手。「(登板した2試合より)まっすぐがシュート回転して抜けていく部分もありましたけど、そういう部分をしっかり修正できたからこそ、今日は良かったんじゃないかなと思います」と分析していました。

そして自身のリードを振り返ってもらうと、重要な場面だったと口にしたのは4回吉田正尚選手との対決。

この試合初めて初球カーブを選択。さらにもう1度カーブを要求し、2ストライクを奪い追い込みました。最後はフォークで三振を奪い抑えました。

「(吉田)正尚さんのカーブを2球続けたところが、分岐点だったと思います。正尚さんの思っていたところじゃなかったと思うので、そういう部分でカーブでストライク取れましたし、その後のフォークが生きたかなと思います」

開幕からルーキーということを忘れさせる松川捕手のプレーに、佐々木投手も試合後チームのTwitterで「しゃれたリードをするなと思ってサインを見ていました。松川は18歳ですか?18年目ですか?」とコメントしていました。