NPB（日本野球機構）は21日の予告先発を発表し、巨人はルーキーの松井颯投手がプロ初登板初先発します。

松井投手は22年の育成ドラフト1位で、明星大学から巨人に入団した右腕。ここまで2軍で7試合（先発は6試合）に登板すると、150キロを超えるストレートと多彩な変化球で2勝1敗、防御率2.01の好成績を残し、今月15日に支配下選手契約を結んで、背番号も「021」から「93」に変わりました。

また支配下選手契約を結ぶ3日前の12日には、東京ドームで1軍の選手たちと共に練習。ブルペンに入ると、原辰徳監督らが見つめる中、約40球を投げ込みました。

その際、原監督から「右打者のインコースにどれだけ投げられるかがポイント」だと教わった松井投手。「インコースのまっすぐを最後の試合で投げ切れたので、そこは成長できた」と、2軍での手応えを語りました。

明日がプロ初登板初先発。さらに本拠地・東京ドームでの登板ということもあり、「緊張感はやっぱりありますけど、『やってやるぞ』という気持ちが強い。自分の本拠地の球場で投げられるのはうれしいですし、日曜日なのでお客さんもいっぱい入ると思うので、その中で自分のピッチングを見ていただけるようにしたい」と意気込みました。

またチームは4連勝中で借金も返済しており「そのいい流れに乗っていけるように、テンポよくいけたら」と話しました。