混戦の2位争い 近田陽路が中央学院に2年連続準優勝もたらす “山の名探偵”早大・工藤慎作は3位【学生ハーフマラソン】
優勝したのは國學院大學の2年生、青木瑠郁選手。大阪マラソンで日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した平林清澄選手を筆頭に、仲間の活躍に刺激され、「今度は自分がやるんだという気持ちを持って勝負しました」と語ります。
最後は歓喜の雄叫びを上げながら優勝のフィニッシュテープを切りました。タイムは、起伏のある難コースながら、1時間2分06秒の好記録をマークしました。
■混戦の2位争い
2位争いは終盤までもつれる大混戦となりました。2位集団が4人に絞られると、ラストスパートで中央学院大学の近田陽路選手(2年)が抜け出し、2位でフィニッシュしました。
近田選手は、今年の箱根駅伝は復路の要・9区を任されながらも、区間最下位に終わり、6つ順位を落としています。箱根では辛酸を舐めましたが、2月の丸亀国際ハーフマラソンでは1時間2分08秒の自己新記録でチームトップとなっています。この大会には好調をキープして臨みました。そして、前回大会の吉田礼志選手(3年)に続き、中央学院大の選手として2年連続で準優勝という好成績を収めました。
3位には今年の箱根駅伝の5区で"山の名探偵"の異名をとった早稲田大学の工藤慎作選手が入りました。
「着順もタイムも目標は設けていなくて、今回は最後の5キロをビルドアップして上げていくことを意識していました。思ったよりうまくいった気がします。箱根の山で注目してもらいましたが、山だけじゃない。こういうレースで力がちゃんと付いているのを確認できました」
レースをこう振り返るように、新シーズンに向けて弾みを付けました。