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混戦の2位争い 近田陽路が中央学院に2年連続準優勝もたらす “山の名探偵”早大・工藤慎作は3位【学生ハーフマラソン】

2024年3月11日 17:02
混戦の2位争い 近田陽路が中央学院に2年連続準優勝もたらす “山の名探偵”早大・工藤慎作は3位【学生ハーフマラソン】
混戦の2位争いは中央学院大・近田陽路選手(左)が制し、3位に早稲田大・工藤慎作選手(右)が入った
ハーフマラソンの学生日本一を決める、日本学生ハーフマラソン選手権が3月10日に開催されました。レースの舞台は、箱根駅伝予選会と同じ東京・立川市。陸上自衛隊立川駐屯地滑走路をスタートし、国営昭和記念公園とその外周道路をランナーたちは駆け抜けました。

優勝したのは國學院大學の2年生、青木瑠郁選手。大阪マラソンで日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した平林清澄選手を筆頭に、仲間の活躍に刺激され、「今度は自分がやるんだという気持ちを持って勝負しました」と語ります。

最後は歓喜の雄叫びを上げながら優勝のフィニッシュテープを切りました。タイムは、起伏のある難コースながら、1時間2分06秒の好記録をマークしました。

■混戦の2位争い

2位争いは終盤までもつれる大混戦となりました。2位集団が4人に絞られると、ラストスパートで中央学院大学の近田陽路選手(2年)が抜け出し、2位でフィニッシュしました。

近田選手は、今年の箱根駅伝は復路の要・9区を任されながらも、区間最下位に終わり、6つ順位を落としています。箱根では辛酸を舐めましたが、2月の丸亀国際ハーフマラソンでは1時間2分08秒の自己新記録でチームトップとなっています。この大会には好調をキープして臨みました。そして、前回大会の吉田礼志選手(3年)に続き、中央学院大の選手として2年連続で準優勝という好成績を収めました。

3位には今年の箱根駅伝の5区で"山の名探偵"の異名をとった早稲田大学の工藤慎作選手が入りました。

「着順もタイムも目標は設けていなくて、今回は最後の5キロをビルドアップして上げていくことを意識していました。思ったよりうまくいった気がします。箱根の山で注目してもらいましたが、山だけじゃない。こういうレースで力がちゃんと付いているのを確認できました」

レースをこう振り返るように、新シーズンに向けて弾みを付けました。

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