◇プロ野球セ・リーグ 広島-ヤクルト(26日、マツダスタジアム)

この日、「6番・レフト」でスタメン出場を果たした広島・田村俊介選手が躍動を見せています。

4点ビハインドで迎えた6回、この回から田村選手はライト守備に変わります。先頭打者として打席に迎えたのは前の打席でもヒットを放っていた長岡秀樹選手。長岡選手はアドゥワ誠投手の2球目をとらえるとライト方向へ放つも、田村選手は落下点に一直線に向かい、ダイビングキャッチでアウトとします。

さらに2アウト2塁の場面で、村上宗隆選手からフェンスぎりぎりの打球を放たれるも、田村選手はフェンス側に手を伸ばしジャンピングキャッチ。ギリギリで見事に捕球しました。この1イニングの間に見せた2度の好守備に、球場のファンからも大きな拍手が送られました。

勢いに乗った田村選手は、その直後。裏の攻撃では先頭打者としてこの日2本目のヒットも記録。得点にはつながりませんでしたが、マルチ安打としました。

23日に昇格し存在感を発揮する3年目の若手ホープ。この躍動にSNSでは「田村の活躍がほんとに嬉しい」「田村は2安打に攻守、大合格」「田村のスターロードがついに始まった」など称賛のコメントが上がっています。