【全文】スペイン戦は「本当に生きるか死ぬかの戦い」 W杯4大会連続出場の長友佑都 コスタリカ戦から一夜明け覚悟を見せる
サッカー日本代表・長友佑都選手(写真:AP/アフロ)
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)
サッカー日本代表の長友佑都選手が28日、コスタリカ戦での敗北から一夜明け、報道陣のインタビューに答えました。
長友選手は試合を「前半から慎重に入りすぎた」と振り返り、「もっと大胆に攻めていっても良かったのかなという風に思いますけど、しっかりと結果を受け止めて、切り替えて前に進みたいなと思ってます」と語りました。
勝てば自力でのグループリーグ突破となる次戦・スペイン戦については「生きるか死ぬかの戦い」とした上で、「気持ちの強さがグループリーグを突破できるんじゃないかと思います。とにかく覚悟を持って強い気持ちで戦いたいと思います」と力強く意気込みました。
▽以下、長友佑都選手のインタビュー
――改めて昨日の試合を振り返っていかがでしょうか?
「前半から慎重に入りすぎたかなっていう部分はあって、もっと大胆に攻めていっても良かったのかなという風に思いますけど、しっかりと結果を受け止めて、切り替えて前に進みたいなと思ってます」
――コスタリカはかなり日本のことを警戒して臨んでいたように思いますが、実際マッチアップしてみてどうでしたか?
「マッチアップの1対1の部分だったりそういう部分は全く負ける気はなかったんですけど、やっぱり相手がしっかりブロックをつくってきて、引いて守ってというところでなかなかチームとして崩しきれなかったところはあります」
――アジア予選の時から5バックで引いて守ってくるチームには苦戦していたように思いますが、それと似ている感じはありましたか?
「アジアの予選でもなかなか5バックで引いて守る相手は崩せなかったので、やはりこの世界レベル、ワールドカップの相手になってくると、より難しくなるなというのは感じていますし、でもそれは僕たちだけではなくて、競合チームもかなり苦戦していて、なかなか現代サッカーは戦術的にも、引いて守る相手に対しては崩すのは難しくなってきているなというのは感じています」
――スタジアムには多くの日本サポーターが詰めかけて、まるでホームのような雰囲気でした。ピッチ上ではその雰囲気はどう感じていましたか?
「入った瞬間に『あ、自分たちのホームだ』というのを感じましたし、それは僕自身も感じて、みんなにもホームで戦えると、雰囲気をつくってくれているぞと言うのは試合前にも伝えたんですけど、それぐらい本当に熱気があって、サポーターの皆さんには感謝したいんですけど、ただそれが結果として返せなくて非常に残念です」
――試合前にはサポーターをあおるようなジェスチャーもありましたけど、『もっともっとほしい』というような感じだったんですか?
「あれは本当にチーム一丸となって戦うぞと、選手だけじゃなくてサポーターの皆さんの心も一つにして、みんなで盛り上げて勝ちに行くぞという意思の表れだったと思います」
――1勝して、勝ちに行くのか、引き分けでもいいのか。このあたりのチーム内での共有というのはどうだったんでしょうか?
「まずは負けないということは大事だったんで、最低でも引き分けでいいという認識ではみんないたと思いますし、もちろん勝ちにはいくんですけど、逆に前に行きすぎて守ってカウンター狙っている相手に対してやられるということはしたくなかったので、そこは話し合っていた部分ではあります」
――その中で、点を取られてしまったということも含めて、ベンチとピッチ上でのコミュニケーションというのはどうだったんでしょうか?
「コミュニケーションは常にとれていましたし、ベンチからもすごい声をかけてたんですけど、サッカーは本当になかなか難しいもので、相手も数少ないチャンス、枠内シュート1本ですよね、その少ないチャンスで決まってしまったと。そこから相手がより一層士気が高まって一体感が増して、なかなか崩すのは難しかったんですけど、その中でもサイドで崩して突破のチャンスをつくれていましたし、そこで決めきれなかったというのがやっぱり敗因ですね」
――今回のワールドカップは中3日で試合があって、1日リカバリーに充てるとすると2日、短さというのは感じましたか?
「もちろん時間はあればあるほど相手への対策はできるので、あった方がありがたいですけど、それはでも相手も同じことなので、日程に関しては言い訳はできないですし、負けたってことがすべてなので、それを受け止めて、次のスペイン戦にしっかりと懸けたいなという風に思います」
――試合は終わりましたが、チーム内はもう完全に切り替わってますか?
「切り替わっていると思います。僕自身はもう完全に切り替わっていますし、いろいろ僕も経験していて、南アフリカの時なんかは初戦カメルーンに勝って、その後オランダに負けてしまってっていう、シチュエーション的には同じなので、そこでそのとき先輩方が見せてくれたような姿勢っていうのは僕自身、しっかり心に刻まれているので、そういう姿勢っていうのをここでもしっかりベテランの力が、ベテランの価値が問われるのかなという風に思います」
――日本の歴史であと少しという場面は何度もありましたけど、そういう意味では次のスペイン戦は本当に正念場ですよね?
「本当に生きるか死ぬかの戦いで、どれだけ強い気持ちで戦うか、本当に気持ちの強さがグループリーグを突破できるんじゃないかと思います。とにかく覚悟を持って強い気持ちで戦いたいと思います」
――ただ、グループを見渡した中で、非常に厳しいというのは事実だと思うんですけどいかがでしょうか?
「ワールドカップレベルになるとどの相手と戦っても難しくて、逆に僕らは自分たちの力を発揮できるんじゃないかなと、そう思っていて、戦い方というのは自分たちははっきり共有できていますし、見えていますので、それをスペイン相手にしっかり出せれば、勝機はあると思います」
――日本のサポーターは必ずスペインに勝てると信じている人がほとんどだと思うんですけど、長友選手個人としてはどう答えていきますか?
「僕個人としては全く負ける気はしないですし、自分のマッチアップの相手をすべて勝利して、チームに活気を与えて、チームの士気を高めてチームの勝利に貢献する、それだけです」
――イメージトレーニングをドイツ戦の前は相当重ねていたということですが、スペイン戦に対してはどうですか?
「もうイメージははっきりできています。日本が勝利するというイメージがはっきりと自分の中で見えています」
サッカー日本代表の長友佑都選手が28日、コスタリカ戦での敗北から一夜明け、報道陣のインタビューに答えました。
長友選手は試合を「前半から慎重に入りすぎた」と振り返り、「もっと大胆に攻めていっても良かったのかなという風に思いますけど、しっかりと結果を受け止めて、切り替えて前に進みたいなと思ってます」と語りました。
勝てば自力でのグループリーグ突破となる次戦・スペイン戦については「生きるか死ぬかの戦い」とした上で、「気持ちの強さがグループリーグを突破できるんじゃないかと思います。とにかく覚悟を持って強い気持ちで戦いたいと思います」と力強く意気込みました。
▽以下、長友佑都選手のインタビュー
――改めて昨日の試合を振り返っていかがでしょうか?
「前半から慎重に入りすぎたかなっていう部分はあって、もっと大胆に攻めていっても良かったのかなという風に思いますけど、しっかりと結果を受け止めて、切り替えて前に進みたいなと思ってます」
――コスタリカはかなり日本のことを警戒して臨んでいたように思いますが、実際マッチアップしてみてどうでしたか?
「マッチアップの1対1の部分だったりそういう部分は全く負ける気はなかったんですけど、やっぱり相手がしっかりブロックをつくってきて、引いて守ってというところでなかなかチームとして崩しきれなかったところはあります」
――アジア予選の時から5バックで引いて守ってくるチームには苦戦していたように思いますが、それと似ている感じはありましたか?
「アジアの予選でもなかなか5バックで引いて守る相手は崩せなかったので、やはりこの世界レベル、ワールドカップの相手になってくると、より難しくなるなというのは感じていますし、でもそれは僕たちだけではなくて、競合チームもかなり苦戦していて、なかなか現代サッカーは戦術的にも、引いて守る相手に対しては崩すのは難しくなってきているなというのは感じています」
――スタジアムには多くの日本サポーターが詰めかけて、まるでホームのような雰囲気でした。ピッチ上ではその雰囲気はどう感じていましたか?
「入った瞬間に『あ、自分たちのホームだ』というのを感じましたし、それは僕自身も感じて、みんなにもホームで戦えると、雰囲気をつくってくれているぞと言うのは試合前にも伝えたんですけど、それぐらい本当に熱気があって、サポーターの皆さんには感謝したいんですけど、ただそれが結果として返せなくて非常に残念です」
――試合前にはサポーターをあおるようなジェスチャーもありましたけど、『もっともっとほしい』というような感じだったんですか?
「あれは本当にチーム一丸となって戦うぞと、選手だけじゃなくてサポーターの皆さんの心も一つにして、みんなで盛り上げて勝ちに行くぞという意思の表れだったと思います」
――1勝して、勝ちに行くのか、引き分けでもいいのか。このあたりのチーム内での共有というのはどうだったんでしょうか?
「まずは負けないということは大事だったんで、最低でも引き分けでいいという認識ではみんないたと思いますし、もちろん勝ちにはいくんですけど、逆に前に行きすぎて守ってカウンター狙っている相手に対してやられるということはしたくなかったので、そこは話し合っていた部分ではあります」
――その中で、点を取られてしまったということも含めて、ベンチとピッチ上でのコミュニケーションというのはどうだったんでしょうか?
「コミュニケーションは常にとれていましたし、ベンチからもすごい声をかけてたんですけど、サッカーは本当になかなか難しいもので、相手も数少ないチャンス、枠内シュート1本ですよね、その少ないチャンスで決まってしまったと。そこから相手がより一層士気が高まって一体感が増して、なかなか崩すのは難しかったんですけど、その中でもサイドで崩して突破のチャンスをつくれていましたし、そこで決めきれなかったというのがやっぱり敗因ですね」
――今回のワールドカップは中3日で試合があって、1日リカバリーに充てるとすると2日、短さというのは感じましたか?
「もちろん時間はあればあるほど相手への対策はできるので、あった方がありがたいですけど、それはでも相手も同じことなので、日程に関しては言い訳はできないですし、負けたってことがすべてなので、それを受け止めて、次のスペイン戦にしっかりと懸けたいなという風に思います」
――試合は終わりましたが、チーム内はもう完全に切り替わってますか?
「切り替わっていると思います。僕自身はもう完全に切り替わっていますし、いろいろ僕も経験していて、南アフリカの時なんかは初戦カメルーンに勝って、その後オランダに負けてしまってっていう、シチュエーション的には同じなので、そこでそのとき先輩方が見せてくれたような姿勢っていうのは僕自身、しっかり心に刻まれているので、そういう姿勢っていうのをここでもしっかりベテランの力が、ベテランの価値が問われるのかなという風に思います」
――日本の歴史であと少しという場面は何度もありましたけど、そういう意味では次のスペイン戦は本当に正念場ですよね?
「本当に生きるか死ぬかの戦いで、どれだけ強い気持ちで戦うか、本当に気持ちの強さがグループリーグを突破できるんじゃないかと思います。とにかく覚悟を持って強い気持ちで戦いたいと思います」
――ただ、グループを見渡した中で、非常に厳しいというのは事実だと思うんですけどいかがでしょうか?
「ワールドカップレベルになるとどの相手と戦っても難しくて、逆に僕らは自分たちの力を発揮できるんじゃないかなと、そう思っていて、戦い方というのは自分たちははっきり共有できていますし、見えていますので、それをスペイン相手にしっかり出せれば、勝機はあると思います」
――日本のサポーターは必ずスペインに勝てると信じている人がほとんどだと思うんですけど、長友選手個人としてはどう答えていきますか?
「僕個人としては全く負ける気はしないですし、自分のマッチアップの相手をすべて勝利して、チームに活気を与えて、チームの士気を高めてチームの勝利に貢献する、それだけです」
――イメージトレーニングをドイツ戦の前は相当重ねていたということですが、スペイン戦に対してはどうですか?
「もうイメージははっきりできています。日本が勝利するというイメージがはっきりと自分の中で見えています」