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【WBC】ついにベスト8出そろう 全勝は日本&ベネズエラ “無敗優勝”ドミニカ共和国が敗退する波乱も

2023年3月16日 18:30
【WBC】ついにベスト8出そろう 全勝は日本&ベネズエラ “無敗優勝”ドミニカ共和国が敗退する波乱も
準々決勝進出チーム(写真:アフロ)
8日の開幕以降、日本、アメリカ、台湾開催のもと大きな盛り上がりを見せているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。

日本時間16日に1次ラウンド全試合が終了し、突破全8チームが決定しました。

【プールA】1位:キューバ 2位:イタリア

キューバは、元ロッテ&ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ選手やソフトバンクのモイネロ投手など、代表選手30人中10選手がNPB経験者。

4試合で15点と失点率の低さから、首位で準々決勝に進出しました。また、15日にはオーストラリアとの準々決勝に勝利。第1回大会(2006年)以来となる4強一番乗りを決めました。

イタリアは、現役時代にドジャースで野茂英雄投手とバッテリーを組んでいたマイク・ピアザ監督や、エンゼルスで大谷翔平選手と同僚のデービッド・フレッチャー選手など、日本でもなじみ深い人物がそろっています。

第3回大会(2013年)以来のプール突破を決めた時には、まるで優勝したかのように喜びを爆発させたことが話題となりました。16日には初の準決勝進出をかけて、日本と対戦します。

【プールB】1位:日本 2位:オーストラリア

日本はラーズ・ヌートバー選手、近藤健介選手の1、2番コンビや吉田正尚選手が打率4割超え。中でも大谷翔平選手が驚異の打率5割と、打線が絶好調。4試合で38得点を奪い、4戦全勝で5大会連続のベスト8入りを決めました。

3度目の世界一へ向けてこの日には運命のイタリア戦を控えており、大谷選手の“投打二刀流”も注目されています。

オーストラリアはここまで1次ラウンドを突破したことはありませんでしたが、初戦で韓国に逆転勝利。日本戦で敗れたものの、プールBを3勝1敗で、初のベスト8入りを果たしました。

15日の準々決勝ではキューバに敗れ、ベスト8で敗退となりましたが、オーストラリアにとって躍進となる大会となりました。

【プールC】1位:メキシコ 2位:アメリカ

メキシコは打点ランキングトップのランディ・アロサレナ選手や元オリックスのホエイ・メネセス選手など、打撃陣が好調。

第2戦のアメリカ戦では、大量11得点を奪い快勝しました。スター軍団を破る強力打線の奮闘が目立ち、第2回大会(2009年)ぶりの準々決勝進出を果たしました。

大会2連覇を目指すアメリカは全選手がメジャーリーガー。最終戦まで敗退の可能性が残るなど、不安のある1次ラウンドでしたが、トータル3勝1敗で2位通過。

コロンビア戦ではキャプテンのマイク・トラウト選手がチームの全打点を挙げる大活躍を見せました。

【プールD】1位:ベネズエラ 2位:プエルトリコ

ベネズエラは今大会、2大会連続準優勝のプエルトリコ、第3回大会でWBC史上唯一の“無敗優勝”を果たしたドミニカ共和国らがひしめくプールDを勝ち抜き、4戦全勝で準々決勝に進出しました。

投手陣が4試合中3試合で1失点に抑えるなど好調ぶりを見せるほか、打線でもアンソニー・サンタンデル選手がここまで2本のホームラン。第2回大会以来のベスト4入りへ、準々決勝では前回王者アメリカと対戦します。

強豪集うプールD最後の1枠を勝ち取ったのはプエルトリコ。第3戦のイスラエル戦では、参考記録ながら継投リレーによるWBC史上初の“完全試合”を達成するなど、投手陣が好調を見せています。

その一方で、守護神のエドウィン・ディアス投手がドミニカ共和国戦勝利後に喜びのあまり右膝を痛めるなど不安の残る締めくくりとなりました。

すでに4強入りを決めているキューバを始め、日本時間19日までに準決勝進出チームが決定。準決勝以降はアメリカでの開催となり、日本時間21日に“世界一”のチームが決まります。

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