◇プロ野球セ・リーグ 巨人2-1ヤクルト（3日、東京ドーム）

4番の岡本和真選手が2本塁打、エースの戸郷翔征投手が9回1失点の完投勝利を挙げ、巨人が2カード連続の勝ち越しを決めました。

巨人は2回、岡本選手の2試合連発となる第25号ソロホームラン。戸郷投手が先発の試合は打率.397、7本塁打、15打点(試合前時点)と当たっている4番がエースに先制点をプレゼントします。

すると2年連続2桁勝利を目指す先発の戸郷投手も好投。対戦相手のヤクルトに対して、今季は防御率7.15と相性が悪かったですが、4回までヤクルト打線をわずか1安打に抑えます。

しかし5回、山田哲人選手にツーベースヒットを打たれ得点圏にランナーを置くと、続くオスナ選手に痛恨のタイムリーヒット。後続は抑えて最少失点に抑えましたが、同点とされます。

それでも戸郷投手は6回から8回までヤクルト打線に2塁を踏ませない投球を見せると、1-1の同点で迎えた8回裏。頼れる4番・岡本選手が2夜連続、この試合2本目となる第26号ソロホームランで勝ち越しにします。

そして先発の戸郷投手は、球数が8回を終えた時点で127球に到達していましたが、9回のマウンドへ。ヒットと四球でランナーを出し、2アウト2、3塁のピンチを招きましたが、宮本丈選手をレフトフライに打ち取りました。

戸郷投手は9回を149球10奪三振1失点の熱投で、2年連続2桁勝利となるリーグ単独トップの10勝目を挙げました。