侍ジャパンの栗山英樹監督が5日、日本のWBC初戦まであと4日となった現在のチームの状態について語りました。

この日、メジャーリーグ・レッドソックスの吉田正尚選手がチームに合流。栗山監督は「俺は裏で会って正尚を抱きしめた。それだけ。言葉はいらないだろ（笑）。特にメジャーをよく知っている方にとっては、彼の決断も1つのスタートだと思っています。日の丸つけるとか代表でプレーするとか、そういうことの意味を示してくれたので本当に感謝しかない。その姿をしっかり見せてくれるといいな」と語りました。

また、追加招集となったソフトバンクの牧原大成選手も合流。「ずっと試合に出ていたので、牧（牧原選手）にはもう無理しないで今日は休んでねと。明日から元気にやってくれると思います。話していて魂を感じたので、しっかりやっていきます」とコメントしています。

6日からは、メジャーリーグ所属選手たちも強化試合に参加できるようになります。栗山監督は大谷翔平選手やラーズ・ヌートバー選手、吉田選手も起用していきたいとの意向を示しています。

なお、打順については「明日の段階で、出る選手たちの中で一番いい打順を組む」とのこと。本番の想定もするものの、「能力のあるバッターは1番から9番、どこを打っても大丈夫な感じがするので、それも含めて考えます」と、誰が何番に座るかではなく、全体としてのつながりを重視して打順を組むということです。

「これでメンバーが揃って、戦いに臨みます。多くの応援してくれる皆さんも楽しみなメンバーで明日からいけると思うので、ぜひ一緒に戦ってもらいたいです。感覚的には明日からWBCが始まるつもりで。中々つらいニュースが多い中で、少しでも元気になってもらえるような試合を、明日から続けていけるように全力でやっていきます」と意気込んでいます。