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北京パラ金メダルの村岡桃佳 凱旋試合で優勝 戦友と焼き肉でエネルギーチャージ

2022年4月4日 18:59
北京パラ金メダルの村岡桃佳 凱旋試合で優勝 戦友と焼き肉でエネルギーチャージ
凱旋試合で優勝し笑顔でインタビューにこたえる村岡桃佳選手(4日、長野)
◇2022パラアルペンスキージャパンカップ 野沢温泉シリーズ(4日、長野)

北京パラリンピックで3つの金メダルを獲得した村岡桃佳選手(ももか・25)は4日、北京大会後、初レースとなる国内大会に出場しました。

大回転の女子座位クラスに出場した村岡選手。気温の上昇により雪面が荒れ、その対応に苦戦したと言いますが、「今シーズンのラストレースになるので、とにかく気負うこともなく、楽しく滑りたいという気持ちで臨んだ」と、1本目、2本目ともにトップでフィニッシュ。2位の選手と14秒以上の差をつける、合計1分59秒89で優勝を飾りました。

村岡選手は2018年の平昌パラリンピックで、大回転での金メダルを含む、出場5種目全てでメダルを獲得。2019年からは車いす陸上にも取り組み、東京パラリンピック女子100m(T54クラス)で6位入賞の結果を残しました。

そして、夏と冬“二刀流”の集大成として挑んだ今年3月の北京大会。村岡選手は大回転で連覇を達成した他、2種目で金メダル、1種目で銀メダルを獲得するなど4つのメダルを獲得しました。また平昌大会とあわせて、金メダルの通算獲得数は冬季パラリンピック日本勢最多の4個となりました。

北京大会最後のレースを終えた時は、「終わったー!達成感にあふれているというか、すごく晴れやかな気持ちで、いまこの場に立てています。充実した4年間でした」と、朗らかな表情を見せていた村岡選手。

日本へ帰国後、おいしいものは食べたのか聞かれると、「杏実と焼き肉に行きました。いっぱい食べて、おいしかったです」と、ともに北京大会に出場した同い年の女子立位日本代表、本堂杏実選手と、焼き肉で大会の疲れを癒やしたことを明かしました。

村岡選手の出場しているパラアルペンジャパンカップは、5日に大回転第2戦、6日に回転第1戦、そして最終日の7日に回転第2戦が行われる予定です。