プロ野球・阪神の中野拓夢選手が10日、8000万円アップの推定年俸1億5000万円で来季の契約を更改しました。

中野選手は今季全143試合全てに出場を果たして打率.285、164安打をマーク。セ・リーグで最多安打のタイトルを獲得し、守備ではセカンドで自身初のゴールデングラブ賞に輝きました。

今年は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一。シーズンでリーグ優勝と日本一を達成。一年を振り返って「ここまでいい経験をしていいのかなというくらい濃い一年だった。これ以上のことがこの先あるのかなと考えながらやっていた部分もありました」とコメントします。

またWBCで共闘し、この日移籍を発表したメジャーリーグの大谷翔平選手について問われると「『あこがれるのをやめましょう』と言っていましたが、正直あこがれながら見ていました」と率直な心境を明かしました。

来季については「一番こだわりたいのは打率3割」と語った中野選手。

新たに選手会長として臨む来季に向けて「言葉で引っ張ることは得意な方ではないが、プレーや私生活など言葉以外で見られている部分も多いと思う。そのあたりから周囲に認められ、そこからプレーでチームを引っ張っていければ最高の結果になるので、連覇を目指して頑張っていきたいと思っています」と意気込みを語りました。