◆北京五輪・大会11日目(2月14日)、スノーボード・男子ビッグエア予選

スノーボード・男子ビッグエア予選が行われ、スロープスタイルで独自のスタイルを披露し、8位入賞を果たした浜田海人選手(22)が登場。

1回目に、逆向きに飛び出し横4回転半する「スイッチバックサイド1620」を成功させ80.75点を記録します。しかし2回目、3回目と着地に失敗し得点を伸ばすことができず。合計136.50点で15位、惜しくも決勝進出を逃しました。

試合後、浜田選手は「最後は決めたかった」と悔しさをあらわにしました。それでも「浜田海人っていうスノーボーダーがいるぞという感じで存在感、爪痕は残せたのでこれからがスタートです」と前向きに語りました。

また、フィニッシュエリアの壁を滑る遊び心満載のパフォーマンスを見せた浜田選手。「みんなビッグエアやっていると思うんですけど、僕だけスロープスタイルでした」とお茶目に話しました。

【男子ビッグエア予選日本選手結果】
2位　 大塚　健　160.00点　決勝進出
4位　 国武大晃　158.25点　決勝進出
15位　浜田海人　136.50点　予選落ち
29位　飛田流輝　 46.00点　予選落ち

◆以下、試合後の浜田海人選手のインタビュー

――3回振り返っていかがでしょうか？

「最後決めたかったですね。ちょっと悔しいです」

――1回目も2回目もフィニッシュエリアで魅了していました

「みんなビッグエアをやっていると思うんですけど、僕だけスロープスタイルでした」

――あれは元々考えていたんですか？

「はい。スロープスタイルができるならと思って。スロープスタイルでもやろうと思ったんですけど(他の大会ではフィニッシュエリアの)壁が高くて。今日は低くて今までで一番流せたので、一番うれしいです」

――自分自身のやりたいスタイルは出せましたか？

「そうやって壁に乗ったりとか、あまりやっている選手がいなかったので、僕がやりたいことというか僕らしいのかなと思います。ただ決めたかったですね」

――これからに向けて

「ビッグエアはだめで、スロープ(スタイル)も順位的にはよくなかったんですけど、爪痕というか浜田海人っていうスノーボーダーがいるぞという感じで存在感、爪痕は残せたのでこれからがスタートです。これからどうするかが大事なので、また気を引き締めて頑張りたいと思います」