◇国内女子ゴルフ・ワールドレディスチャンピオンシップ　サロンパスカップ最終日(7日、茨城ゴルフ倶楽部・西コース)

女子ゴルフ、今シーズンの国内メジャー初戦で、上田桃子選手がメジャー初制覇を狙いましたが、通算6オーバーで3位タイ。通算1オーバーで大会を制した吉田優利選手に届きませんでした。

首位と4打差の3位タイでスタートした上田選手は、この大会でメジャー54度目の挑戦。

前日は強風の影響もあり、アンダーパーがわずか3人という中、『72』のイーブンパー。「ちょっとずつ想定できる感じになってきた」と話していました。

ところが最終日は、雨が降り前日の気温の半分以下という13℃と、さらに厳しいコンディション。上田選手は2バーディー、4ボギーの『74』でスコアを伸ばすことができませんでした。

36歳で54度目のメジャー挑戦。初の栄冠が見えていましたが、「セッティングもすごく難しくて、自分のメンタルコントロールするのも難しい4日間、悔しさ満点で終わった」と振り返り、通算6オーバーの3位タイで大会を終えました。

一方、優勝した23歳の吉田選手は、メジャー初制覇。上田選手と同じコーチの指導を受け、トレーニングも共にする間柄です。

吉田選手が、17番でバーディーを決めた姿には、「17番のバーディーが本当に大きい。トップで最終日を迎えて、いろんな感情があったと思うんですけど、しっかりコントロールして、優利ちゃんのよさがでて、この位置にいると思うので、安心してみれますね」と快挙の後輩をねぎらいました。