◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト7-4中日(29日、神宮球場)

中日は終盤の守備のミスが響き、開幕戦で逆転負けを喫しました。

中日は初回、2番に入ったプロ2年目の田中幹也選手がライトへのプロ初ヒットで出塁。続く3番高橋周平選手がフルカウントからレフトのライン際へ打球を飛ばし、1塁ランナーの田中選手がいっきにホームイン。ヤクルトの先発・サイスニード投手からヒット2本で先制点を奪います。

中日の先発・柳裕也投手は3回、1アウト3塁のピンチを背負うと、西川遥輝選手に犠牲フライを許し同点に追いつかれます。

それでも打線は5回、4番の中田翔選手がスライダーを完璧に捉えレフトスタンドへ移籍後初ホームラン。4番の一振りで2－1と勝ち越しに成功します。

援護をもらった柳投手ですが、6回ノーアウト1塁2塁から武岡龍世選手にセーフティバントを決められ満塁のピンチ。ここで柳投手は降板。2番手の勝野昌慶投手はサンタナ選手に犠牲フライを許し同点に追い付かれます。

それでも直後の7回、1アウト2塁のチャンスを作り、高橋選手がヤクルトの3番手・ 嘉弥真新也投手からライト前タイムリーを放ち、3－2と再び勝ち越し。高橋選手はこの日2打点の活躍をみせます。

しかし8回、先頭の村上宗隆選手が放ったショート後方へのフライをロドリゲス選手が見失い、まさかの落球。ここから流れが一変。その後2塁1塁となり、4番手・松山晋也投手がサンタナ選手にタイムリーを浴びを同点に追い付かれると、なおも3塁1塁のピンチで松山投手が暴投。この間に3塁ランナーがホームインし逆転を許します。その後も西川選手にタイムリーを打たれるなど、この回まさかの5失点。

9回に1点を返すも、開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。