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“真の世界一へ”やり投げ世界女王 北口榛花が新潟でファンと交流 今後は「世界記録にも挑戦」

2023年10月1日 15:43
“真の世界一へ”やり投げ世界女王 北口榛花が新潟でファンと交流 今後は「世界記録にも挑戦」
ファンと写真撮影する北口榛花選手
◇日本グランプリシリーズ Yogibo アスレチックスチャレンジカップ2023(1日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

今年の陸上・世界選手権で金メダルを獲得し、“世界女王”となった、やり投げ北口榛花選手が、新潟で行われた大会に来場し、ファンとの交流を楽しみました。

前日にも、子どもたちと一緒に体験イベントに参加しており、「これから出てくるやり投げの選手はもっと私より若いはず。そういう未来のスターにもしかしたらもう会っているかもしれない」と笑顔を見せた北口選手。

「小さい頃はやっぱり楽しんで、思いっきり走って、思いっきり投げて思いっきり跳んでほしいなって思っています」と純粋に競技を楽しんでほしい、と子どもたちへの思いを語りました。

今回、試合には出場しないため、「私が投げられないのがちょっと残念なんですけど」とした上で、「多くの方に陸上競技を現地に見に来てほしいという気持ちは変わらない。少しずつこういう取り組みも増やしていきたい」とコメント。

約1年ぶりの訪問となった新潟では、“食”を満喫しているそうで、「やっぱり新潟なのでお米がおいしくて、(海外から)帰ってきてから、“私こんなにお米好きだったかな”ってぐらい、ごはんにハマっている」とトレードマークの笑顔がはじけました。

この日は、先着50組のファンと記念撮影。一組一組と、ポーズを考えながら撮影に応じました。一緒にハートマークをつくったり、「ギャルピースお願いします」とのリクエストに戸惑いながら、笑顔で応じる場面も。中には「はるかちゃんFIGHT!!」と書いた手作りのボードを持参するファンの姿もありました。

一緒に写真を撮った、地元の陸上クラブに所属する小学5年生の女の子は、「将来、北口選手みたいになりたい。会えてうれしかった!本当にかわいかった!また新潟に来てほしいです!」と興奮したようすで語りました。

すでにシーズンオフに入っている北口選手は、2023年を振り返り、「ひとつ目標が達成できた年だった。それでもまだ私の夢には届いていないので、これから自分の夢に向かってまた一段と努力していかなきゃいけない」とコメント。

今後について、「世界選手権もそうですし、五輪でも金メダルをとるっていうのがやっぱり真の世界一だと思う。本当の世界一になるためには、やっぱり世界記録(72m28)にも挑戦できる位置にいかなきゃいけないなと感じている」と語り、「来年の目標はたぶん68m(日本記録:67m38)にはなると思うんですけど、競技人生を通しては70m、72mというのを目標に、夢に掲げて追っていきたい」と、さらなる飛躍を誓いました。