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パリ銀メダリスト安楽宙斗がプロ転向「最強のクライマーであり続ける」進学校卒業も大学進学せず

2025年3月13日 9:41
パリ銀メダリスト安楽宙斗がプロ転向「最強のクライマーであり続ける」進学校卒業も大学進学せず
スポーツクライミングの安楽宙斗選手(写真:アフロスポーツ)
スポーツクライミング男子複合でパリ五輪銀メダリストの安楽宙斗選手が12日、都内で記者会見を行い、高校卒業後は大学に進学をせずプロに転向する意向を明かしました。

現在18歳の安楽選手は、千葉の進学校・八千代高校に通いながら国内外の大会に出場。身長168センチよりも12センチ長いリーチを武器に、昨夏のパリ五輪では銀メダルを獲得。高校生にして五輪メダリストとなりました。

文武両道の道を歩んできた安楽選手。パリ五輪前の日本テレビの取材では、元競泳選手で高校時代に銅メダルを獲得した萩野公介さんに大学進学の相談をするなど、進路の決断に苦悩する姿を見せていました。

今月7日に卒業式を終えたばかりの安楽選手はこの日、“決意表明会見”と題しスーツ姿で登場。「これからは1人の社会人として、そして大人として、プロクライマーの道を歩んでいきたいと思います」とプロ転向の意向を明かしました。

決断をしたのはパリ五輪の大会後。「一番はクライミングを突き詰めて頑張りたいと思ったから。クライミングが好きで、第一にクライミングに集中する時間が欲しかった」と、より競技に集中する時間を優先したためと語りました。

3年後のロサンゼルス五輪を21歳で迎える安楽選手。「競技者・安楽宙斗として圧倒的な強さを持った最強のクライマーであり続けることが目標です」と決意を語りました。
最終更新日:2025年3月13日 9:41