ホークス“コロナ禍”の中 パリーグ初V4
『SMBC日本シリーズ第4戦』(25日・PayPayドーム)で、ソフトバンク・ホークスが読売ジャイアンツに2年連続の4連勝。パリーグでは史上初となる4年連続の日本一に輝きました。
コロナ禍の状況を考慮し、リーグ優勝の時と同様“胴上げ”は行わず、“万歳三唱”で地元・福岡のファンと喜びを分かち合いました。
工藤公康監督(57)は、「正直ほっとしています。うれしくてうれしくて、地元福岡で日本一になることができて最高です」と笑顔。さらに、コロナ禍での特別なシーズンについては「多くの方の支援がなければ開幕することすらできなかったと思います。医療従事者、NPB、球団、そしてファンの皆様が元気、勇気を与えてくれたことが勝利につながった」と感謝しました。
試合後の祝勝会では恒例のビールかけは行われず、選手らはマスク姿でクラッカーを手に会場入り。壇上では、今季、本拠地での応援が話題となった人型ロボット『ペッパー』と、四足歩行の犬型ロボット『スポット』がダンスで祝福しました。
その後、中村晃選手会長の掛け声に合わせ、クラッカーを鳴らして日本一を祝いました。
王貞治会長(80)は「おめでとう。他に言う言葉がないくらい見事な戦いでした。4年間『良かった、良かった』と言ってきたけど、今回は武士道みたいな、精神的なものを感じました。技術を超えたところでの戦いをみんながしてくれたんじゃないかと思います」と選手たちをたたえました。
さらに、来シーズンに向けて、「我々にはゴールがありません。しばらくは心身ともに休ませて、5連覇を目指して準備する。今年春から新型コロナウイルスのことがあったけど、それを乗り越え、特に10月に入ってからの戦いは本当に見事でした」と5連覇へさらなる高みを見据えました。