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【激白 第1弾】桃田賢斗の現在地 楽しかったバドミントンが「めちゃくちゃ苦しい」東京五輪敗退から1年

2022年10月12日 4:30
【激白 第1弾】桃田賢斗の現在地 楽しかったバドミントンが「めちゃくちゃ苦しい」東京五輪敗退から1年
対談をする陣内貴美子さんと桃田賢斗選手
2019年、国際大会年間最多11度の優勝を飾るなど世界王者として圧倒的な強さを見せていたバドミントン桃田賢斗選手。しかし“金メダル最有力”と目され臨んだ2021年の東京オリンピックでは、まさかの予選リーグ敗退。その後の国際大会でも「1勝」を手にする難しさに直面し、今ももがき苦しんでいます。

そんな桃田選手をnews every.キャスターで1992年バルセロナ五輪バドミントン代表の陣内貴美子さんが独占取材。

桃田選手が“東京の母”と慕う陣内さんの前で知られざる苦悩、そして自らの“復活のカギ”を明かしました。

◆「覚悟」を持って五輪に臨むも…「だんだん自信がなくなっている」

陣内:インタビューをするのは2年ぶりですが覚えていますか?
桃田:はい。もう2年もたつんですね。

陣内:東京五輪から1年。早かったですか?まだ1年ですか?
桃田:今考えたら早いなと思いますけど、毎試合していると長いなという感じですね。
陣内:五輪は見返しましたか?
桃田:あまり見ないですね。基本負けた試合は昔からあまり見ないタイプなんで。

陣内:初めての五輪、思い描いていたものとは違いましたか?
桃田:全然違いましたね。自分のイメージでは表彰台の一番高いところに立って、国歌を聞くというそのイメージまで持っていたんですけど、だんだん自信がなくなっているというか…。自分が思い描いていた結果とはほど遠い結果でしたね。

陣内:2年前、東京五輪で金メダルを取るためには何が必要か聞いたときに、桃田選手は「覚悟」と言ったんです。東京五輪での「覚悟」はいかがでした?
桃田:ありましたね。試合までに自分ができることはやったつもりだったので、やることはやっていたけど…という感じでしたね。

◆目標が定まらぬ日々「めちゃくちゃ苦しい」

陣内:五輪が終わってバドミントン見たくないな、やりたくないなと思わなかったですか?
桃田:正直めちゃくちゃ思いました。
陣内:でもすぐ合宿や遠征があった中で、どう気持ちを切り替えた?
桃田:気持ちは全然切り替えられなかったですね。本当に流れに身を任せてやっていたという感じですね。

陣内:前は「バドミントンが好きなんです。楽しいです」と言っていましたが、今はどうですか?
桃田:いやーめちゃくちゃ苦しいですね。何か手応えもないし、でもやらなきゃいけないし、勝てないし…。でも自分の中で何が足りないのか分からなくなってきている状況ですね。

陣内:コートに立つの今怖いですか?
桃田:怖くはないですけど、だんだんプレーしていて自信がなくなってきちゃうというか…。

陣内:この1年間はどんな気持ちでやっていた?
桃田:特にこれという目標もなく、毎日の練習で自分のできることをやろうと。そこで自分の足りないものを見つけて、できていないところをできるようになるまでやろうと思ったり、そういう気持ちでずっと練習しています。

陣内:今、周りから注目されていることってしんどいですか?
桃田:しんどいですけど、注目が無くなったら無くなったで気持ちは折れそうです。自分のとらえ方だと思うので、(注目を)ポジティブにとらえられるように。プラスのエネルギーを持ってこられるように、もっと頑張らないといけないですね。

第2弾は【取り戻したい自信、足りない心】です。

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