【激白 第1弾】桃田賢斗の現在地 楽しかったバドミントンが「めちゃくちゃ苦しい」東京五輪敗退から1年

◆「覚悟」を持って五輪に臨むも…「だんだん自信がなくなっている」
陣内:インタビューをするのは2年ぶりですが覚えていますか?
桃田:はい。もう2年もたつんですね。
陣内:東京五輪から1年。早かったですか?まだ1年ですか?
桃田:今考えたら早いなと思いますけど、毎試合していると長いなという感じですね。
陣内:五輪は見返しましたか?
桃田:あまり見ないですね。基本負けた試合は昔からあまり見ないタイプなんで。
陣内:初めての五輪、思い描いていたものとは違いましたか?
桃田:全然違いましたね。自分のイメージでは表彰台の一番高いところに立って、国歌を聞くというそのイメージまで持っていたんですけど、だんだん自信がなくなっているというか…。自分が思い描いていた結果とはほど遠い結果でしたね。
陣内:2年前、東京五輪で金メダルを取るためには何が必要か聞いたときに、桃田選手は「覚悟」と言ったんです。東京五輪での「覚悟」はいかがでした?
桃田:ありましたね。試合までに自分ができることはやったつもりだったので、やることはやっていたけど…という感じでしたね。
◆目標が定まらぬ日々「めちゃくちゃ苦しい」
陣内:五輪が終わってバドミントン見たくないな、やりたくないなと思わなかったですか?
桃田:正直めちゃくちゃ思いました。
陣内:でもすぐ合宿や遠征があった中で、どう気持ちを切り替えた?
桃田:気持ちは全然切り替えられなかったですね。本当に流れに身を任せてやっていたという感じですね。