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【激白 第3弾】桃田賢斗の現在地 パリ五輪より今は国際大会1勝「まず楽しむ」復活への“原点回帰”

2022年10月12日 4:30
【激白 第3弾】桃田賢斗の現在地 パリ五輪より今は国際大会1勝「まず楽しむ」復活への“原点回帰”
9月1日に28歳となった桃田賢斗選手
バドミントン桃田賢斗選手をnews every.キャスター・陣内貴美子さんが独占取材しました。

日々、試行錯誤を続けながら世界のトッププレーヤー返り咲きを目指している桃田選手。2022年9月で28歳。「選手生活も長くない」と話す中で、結果を出すために今必要としているのが“自信”と“心”です。これらを手にするため、原点にあった“楽しむ”ことに立ち返り、まずは国際大会1勝を目指します。

◆バドミントンから離れるのが怖い。だから「納得するまで練習」

陣内:練習はしたくてしている?とりあえずやらないといけないからしている?
桃田:日によって違いますね。逃げられるなら逃げ出したい時はいくらでもあるんですけど、応援してくれる人だったり、こういう自分でもサポートしてくれる企業さんとかがいるので、やらないといけない。そこは奮い立たせてくれるので、すごくありがたいんですけど…。最近は気持ちが弱いですね、自分が。

陣内:復活に向けて、バドミントンから1回離れてみようとかはないですか?それは怖いですか?
桃田:怖いですね。
陣内:1回本当に「バドミントンがやりたくてやりたくてしょうがないという気持ち」になるまで離れるのはどうですか?
桃田:できるならしたいですけど…。すぐ練習したくなっちゃうと思うし…。

陣内:バドミントン好きですよね?
桃田:好きです。今は自分でも納得しないまま試合に行って負けて「ハァ」って心折れて、の繰り返しなので、いったんバドミントンから離れるというよりは、自分が納得するまで練習したいという気持ちはありますね。

◆今は“2年後のパリ五輪出場”より“国際大会1勝”

陣内:今の目標って何ですか?
桃田:海外の試合でみんなが出ている大きな大会で、もう1回優勝したいですね。

陣内:あれだけ勝っていた人が、こんなに1つ勝つことが難しいと思うんですね?
桃田:めちゃくちゃ難しいですね。よくあんな優勝してたな本当に。

陣内:みんな「2年後にはパリ五輪だよ」って言ってくるじゃないですか。「パリ」って頭にありますか?
桃田:ないです。もう安易に言うのやめようと思って。つらくなるだけなので。今はまだ見えていないですね。

陣内:「パリ」って言葉は一切出てこないですか?
桃田:元から長期的な目標を作るタイプではないので。今のところは全然。

陣内:五輪よりももっと前に勝ちたいものがある?
桃田:はい。必死に食らいついて1個(優勝を)取りに行きたいですね。

陣内:その中で自分に今足りないものって何ですか?
桃田:気持ちの弱さですかね。どこかで逃げちゃっているんだろうなっていう。どこかで甘えちゃっている、今の自分に満足しちゃっている部分があると思うので。がむしゃらに、とりあえず1勝したいですね。

◆9月1日で28歳。再び結果を出すための“原点回帰”「まず楽しむ」

陣内:ものすごく苦しんだ27歳で、28歳はどんな年にしましょうか?
桃田:28歳は楽しみたいですね、まず。つらそうに試合するのとかもやめて。

陣内:楽しんだ先には何があると思いますか?
桃田:もっともっと欲が出てくる。「こうしたらどうなるんだろう」とか「こうしたい」って思えばもっと貪欲にプレーできるようになると思うので、まず楽しみます。

陣内:楽しんで貪欲にプレーした先にはどんな結果が待っていると思いますか?
桃田:自分が求めている結果がついてくるんじゃないかなと。やったから絶対報われるわけでもないですけど、そこに向けて本気でもう1回トライしたいなと思います。

陣内:これからモチベーションをどう保っていきますか?
桃田:正直、自分の選手生活も28歳になってきてそんな長くないと思うので、もう1回本当に自分が活躍しているところを見てもらいたい。それをモチベーションに頑張ります。

陣内:応援しますよ“東京の母ちゃん”は。
桃田:はい、お願いします。(笑)頑張ります。