バドミントンの世界選手権が22日、東京体育館で行われ男子シングルス世界ランキング2位の桃田賢斗選手が1回戦に出場し、世界ランキング82位のメキシコ人選手と対戦し2-0で勝利しました。

試合後「入場するときすごく緊張した。1回戦は自分の中で気持ちの作り方が難しい」と振り返った桃田選手。初対戦ながら世界ランキングでは格下に当たる相手に対し、21-16、21ー14と快勝とは言えない結果でした。

しかし桃田選手の表情は晴れやかで、「色々なショットを試しながらプレーしようと思っていた。点数よりも自分の『このショット打っとけばよかったな』っていうのは無しにしようと思ってコートに入った。楽しみながらプレーできた」と内容に満足した様子を見せました。

また今大会は、東京五輪と異なり有観客での開催。桃田選手を応援する声も本人に届いていたようで、「1ゲーム目の途中、カットで決めて、自分でも『よし！』と思ったところで、後ろで小さい女の子が『うまーい』って。ちょっともう1回見せたいなと思って、調子に乗ってしまった…」とはにかんだ桃田選手。

観客の応援も力に変え3年ぶりの世界一を目指します。