女子プロゴルファーのイ・ボミ選手は28日、引退に関する思いを語りました。

2023年度シーズンをもって日本でのツアーより引退することを発表したイ･ボミ選手。2011年に日本ツアーデビューし、これまでに21回の優勝を果たしています。2012年に初優勝を飾ると、2015年に獲得賞金2億3049万7057円で賞金女王に輝くと、16年にも賞金女王のタイトルを獲得、史上6人目の2年連続賞金女王となりました。

シーズン開幕直前の発表について、イ・ボミ選手は、「全国にいるファンの皆様に今まで感謝の気持ちを挨拶したくて、早く言った方がいいかなと思った」と語りました。

2018年ごろから「ショットやスイングに悩みが出てきた、そこから自分のプレーができなかった」というイ・ボミ選手。「私はお母さん、家族、ファンの皆さんが喜ぶ姿が好きだった。それが見えないのが気になって、辞める理由になった」と引退の理由を語りました。

2日に今シーズン開幕戦が始まる。「正直試合の緊張感がすごすぎて、引退することはあまり頭にはない。引退発表すると、1試合が大事になって、いい思い出にできるように 頑張りたい」と意気込みました。

日本ツアーでの引退試合は、自身が所属する「延田グループ」が大会スポンサーの、2023年10月19日(木)～10月22日(日)に行われる「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」を予定しています。日本ツアー引退後もプライベートの時間を取りながら、引き続きゴルフ界で活動をしていくということです。