◇プロ野球セ・リーグ　巨人7-0中日（15日、バンテリンドーム）

巨人は投打がかみ合い、中日に完勝。先発マウンドに上がり8回無失点の快投をみせた戸郷翔征投手は、「今日も完封するつもりで投げてました」と頼もしく語りました。

初回から4回まで、中日打線に1人の走者も許さない投球。5回に初ヒットを許しても崩れることなく腕を振ります。6回には初めて得点圏にランナーを進めますが、後続を断ち、8回94球3安打9奪三振無四球無失点で今季11勝目。実に8月3日以来、約1か月半ぶりの白星でした。

戸郷投手は「久しぶりに球数も少なく投げれたので、体の負担は少し減らせられたかなと。また次も戦いが続きますので、頑張りたいと思います」と次戦を見据えました。

前回登板は勝利こそなりませんででしたが、10イニングを投げ140球無失点と勝利への執念を感じさせる力投。2試合18イニング連続で得点を与えていない頼もしい右腕は、「僕たちが目指していた優勝というものは、きのう阪神が優勝して悔しい思いをしましたけど、まだCS（クライマックスシリーズ）に望みがあるので、必ず行って倒して日本シリーズに行きたいと思います」と力を込めました。